クラブ通信
週刊KFCトライアスロンクラブ通信
■東京トレランシリーズ2025最新情報(2025/02/17)

長引くコロナ禍や自然大害等々で「東京トレランシリーズ」もダメージを受け、今後も全戦開催はもう無理かなと感じていました。しかし、ここにきてようやく全6戦の復活開催が見えてきました。我KFC々だけでなく、その開催地域の皆さんも楽しみにされています。そこで全6戦復活開催を記念し、初のプロモーションビデオを製作し、皆さまにお知らせしたく思いました。

但し、現在募集中の「第27回青梅高水パラチノース国際トレイルラン」はほぼ定員に達しましたので、締め切り日を待たず、まもなく募集を締め切ります。


■KFCトライアスロンクラブ最新情報(2025/02/17)

今月2月4日~7日まで日本とサイパンのサッカー交流の件でサイパンに行った時、思い出のあるホテル「アクエリアス・ビーチ・タワー」に宿泊しました。

このホテルは2018年10月25日に「アイアンマン70.3サイパン」の開催準備で宿泊していた時に最大瞬間風速80kmというスーパー台風YUTUに直撃され、あわや倒壊という恐ろしい体験をしました。我々KFCメンバーが九死に一生を得たという忘れようにも忘れられないホテルです。

その後、コロナ・パンデミックを経て、6年経ち、再開したと聞いたので、さっそく泊まってみたという次第です。外観にはあの台風の詰め跡が見られますが、内装は完璧に修復され、見晴らしがよく、居心地のよい部屋になっていました。今回は平和な時が流れ、リゾート気分を満喫できました。


■KFCトライアスロンクラブ最新情報(2025/02/09)

先週、(一社)「日本ソサイチ連盟」の代表理事の馬場さんとその親会社である(株)クリエイティブヘッズ社長の山田さんからの依頼で、彼らを伴ってサイパンへ行ってきました。ソサイチとはブラジル発祥で、世界的に人気の高い7人制サッカーの事です。

そんな事情で今回は100%彼らのサポートに徹しました。因みに、山田さんとは約15年来の友人であり、我々KFCがロタ島だけでなく、サイパン島にも太いパイプを持っていることをよくご存じです。

目的は、「日本ソサイチ連盟」と「北マリアナ諸島サッカー(フットボール)協会」とのサッカー交流を実現するためです。昨今、日本の夏場は猛暑で、その炎天下でのサッカー練習等々が困難になっており、また、冬場は降雪量が多く、日本の広範囲の場所でサッカーができなくなってきているのが現状です。その解決策として、将来を見据え、年間を通して気温が27~28度というサッカーに適した環境があるサイパンということで交流を希望された訳です。3時間で行け、時差1時間というのも身体に優しい。費用も安い。

サイパンにはアジアサッカー連盟にも加盟している北マリアナ諸島サッカー協会というしっかりした組織があます。公益財団法人日本サッカー協会(JFA)からも常に専属コーチが派遣されています。また、インフラも立派でよく整備された人工芝のサッカーコートを2面と少し狭い女子用サッカーコートを1面持っています。

我々KFCには北マリアナ諸島サッカー協会との直接パイプはないので、昨年末にサイパン市のカマチョ市長を通して正式に北マリアナ諸島サッカー協会へこちら側の要望を伝え、見学と話し合いの場を調整してもらいました。因みにカマチョ市長は昨年11月20日に「青梅市~サイパン市友好都市実現」に向けて大勢待青梅市長を訪問されています。

その結果、2月5日~6日に北マリアナ諸島サッカー協会を訪問し、実際にインフラを見学させてもらい、相手方の責任者と日本から派遣されているJFA公認指導者鈴木コーチとサイパン市役所、それにマリアナ政府観光局スタッフにも交えて、今後の交流に向けた実のある話し合いをさせてもらいました。また、その日も、世田谷区の高校が親善試合に訪れていました。近い将来、サイパン島はアマチュアサッカーの人気の合宿地になるでしょう。

急きょ、マリアナ政府観光局を交えたのは、近い将来、日本とサイパンとのサッカー交流で日本から多くのサッカー選手や関係者がサイパンを訪れることになると、スポーツ・ツーリズムの一環としてマリアナ政府観光局の仕事の範疇になるからです。この計画が動き出すと、彼らにスポーツ・ツーリズムとしてサイパン側の受け入れ窓口やお世話を担ってもらうことになります。


■東京トレランシリーズ2025最新情報(2025/02/06)

今週初めに小菅村から連絡があり、昨年はコース脇の斜面の大規模崩落により「多摩川源流トレイルラン大会」を急きょ中止したのですが、今年のは開催の方向で決定しました。

これで今年は「東京トレイルランシリーズ全6戦」の開催がすべて決まりました。シリーズの全戦が開催できるのはコロナ禍を挟んで6年ぶりとなります。

全6戦中、大きくコース変更があるのは「赤城の森トレイルラン」の上級部門と「八王子陣馬トレイルラン」の2大会です。

「赤城の森トレイルラン」の中級部門は昨年と同様に走りやすいクロカンのようなコースです。しかし、上級部門は、標高800mの赤城林間学園から昭和村の最高峰船ケ鼻山頂(標高1466m)を目指す変化にとんだ周回コース。シングルトレイルも多く、見晴らしポイントも多い。標高が高く真夏でも涼しい避暑地のレースとなります。また、シリーズ全6戦中、最も標高の高いコースのトレランとなります。

「TOKYO八峰マウンテントレイル」に関しては、従来の運営では参加費で運営費を賄うことができず、コース等々を大きく変更し、新規大会「八王子陣馬トレイルラン」として開催することになりました。

・第1戦は「第27回青梅高水パラチノース国際トレイルラン」
・第2戦は「第15回TOKYO成木の森トレイルラン」
・第3戦は「第10回赤城の森トレイルラン」
・第4戦は「第17回多摩川源流トレイルラン」
・第5戦は「第26回みたけ山登山競走」
・第6戦は「(仮)第1回八王子陣馬トレイルラン」


■ロタコーヒープロジェクト最新情報(2025/02/01)

さっそくトランプ大統領の政策が我々の「ロタコーヒープロジェクト」にも影響を及ぼし始めました。

今年1月20日に民主党バイデン大統領に代わり、共和党のトランプが大統領に就任しました。それと同時に20件を超える大統領令を発し、急激に国内外を混乱と不安と恐怖に陥れています。特にバイデン政権時代に決めた政策の変更を迅速大胆に進めています。この影響はいかに小さな北マリアナ諸島(サイパン・ロタ・テニアン)と言えども、米国領ですから例外ではありません。北マリアナ知事も「ホワイトハウスから出されたメッセージは、控えめに言っても少し混乱を招くものでした」と本音のコメントしたくらいです。

我々にとっては、前バイデン政権時代から続く連邦財政支援プログラムを一時停止すると発表したことが影響大です。具体的には、トランプ政権の掲げる優先事項に合わせるためにプログラムを見直す間、各連邦政府機関に連邦補助金、ローン、財政支援の義務と支払いを停止するように指示があったのです。連邦政府からの補助金に大きく依存している北マリアナ諸島にとっては痛いところです。

このタイミングで、微々たる金額ですが、我々が進めている「ロタ・コーヒー・プロジェクト」もデビット・カルボが米国へ補助金を申請し、許可待ちの状況にありました。具体的に何に対する資金かというと、現在1000本のコーヒー農園をサバナ高原に造っており、さらに拡張して、もう2000本のコーヒーを植えるのに必要な資金です。その資金を米国へ補助金申請している次第です。しばらくはトランプ大統領の動きを見るしかありません。


■第27回青梅高水パラティノース国際トレイルラン最新情報(2025/01/31)

上級部門の高水山~榎峠間に続き、中級部門に関しても、スタート地点の永山総合グランドから全コースにわたって矢印標識の設置が完了しました。これで全コースにわたって矢印標識の設置が完了したことになります。初参加の方でも、ミスコースの不安なく試走できると思います。

上級部門の折り返し地点の高水山には由緒ある常福院があります。対して、中級部門の折り返し点である栗平集落には山の斜面を利用して自然農の理論を実践している耕作地「宮沢賢治の学校」があります。山の中にぽっかりと空いた心地よい空間です。そして、毎年、そこで収穫できたミカンを選手に提供して下さっています。また、コース脇にあるトイレも使わせて頂いています。試走時にも使用して頂いてOKです。

そして、下の林道から栗平集落に続く上り坂コースの途中に、今では名物となった美しい「竹林の激坂」があります。立派な孟宗竹の竹林を楽しんでください。


■ロタコーヒープロジェクト最新情報(2025/01/30)

今週、ロタDLNRのデビット・カルボからサバナ高原に作ったコーヒー農園の写真が送れれてきました。

写真を見る限り、まあまあ順調といったところです。背丈はまだ低いですが、枝には花のつぼみができており、年内には少量でも確実に収穫ができそうです。つぼみは緑色をしていますが、花は真っ白です。そして、その花の一つひとつに実を付けます。

でも、中には成長の途中で枯れてしまった木があるということで、その写真も送ってきました。原因と今後の対策を専門家であるUCC上島珈琲(株)UCC珈琲(株)農事調査室長の中平さんに尋ねて欲しいということでした。

その結果は、水分が多すぎ根腐りを起こしているということで、排水対策をするようにということです。水はけの悪い箇所に水抜き用の塩ビ管を埋めたり、溝を掘ったり等々の対策です。また、意外にも、バナナを植えるのも効果があるそうです。バナナが多量の水分を必要としますので、余分な水分を吸い上げてくれるのでしょう。


■第27回青梅高水パラティノース国際トレイルラン最新情報(2025/01/26)

昨日、上級部門の榎峠から高水山常福院間のコースに関して、矢印標識を設置して来ました。

これでロストすることなく、試走ができると思います。すでに多くの人が試走されている様で、コース上の路面は踏み固められていました。また、昨年と比べてコース脇の樹木の伐採が進み、見晴らしの良い場所が増えていました。

試走に関してコースの一部変更があります。高水山からの往路部分で白岩地区の自治会館を過ぎてから個人宅のお庭を通過させて頂く部分があります。例年は3月に入るまでは、試走でのこの私有地部分の通過がNGだったのですが、今月からの通過OKという返事を頂きました。よって、この私有地部分にも矢印標識がありますので、挨拶等々の声掛けして通過してください。


■KFC photo Libraryから最新情報(2025/01/22)

KFCフォト・ライブラリーから貴重な写真を紹介しましょう。

我々が2017年からロタ経済復興を目指し取り組んでいる「ロタコーヒープロジェクト」からロタ島にコーヒーの群生地が発見されたことはすでに知られています。

しかし、ロタ島のジャングルにはコーヒー以外に貴重なカカオも自生しています。見上げるほどの背の高い木に立派なカカオがたわわに実っています。

皆さんご存じのようにカカオはチョコレートの原料となり、現在は世界的に品薄状態にあります。カカオはコーヒーとほとんど生育環境が同じと言われています。だから、我々が発見したコーヒー群生地の近くに自生しています。コーヒーと同じくサバナ山腹の標高350mくらいのエリアです。でも、コーヒーの様に群生はしていません。

日本の国立国会図書館にある当時のロタ島の農産物に関して書かれた「海外発展案内書」によると、日本人によって明治5年(1872年)頃に隣島グアムからロタへ持ち込まれたものとあります。カカオの木は背が高く、1本の木から670個のカカオ実が収穫されたとあります。すごい数量です。そして、これらのカカオは当時の森永製菓へ販売されていた様です。

これらのカカオもコーヒーと同じく、日本統治時代に栽培され、太平洋戦争敗戦(1944年)を機に放置されたのでしょう。それが野生化し、そこの植生に組み込まれ、世代を繰り返して今日まで生き伸びてきたと考えられます。まさにSDGsです。


■KFC photo Libraryから最新情報(2025/01/19)

KFCフォト・ライブラリーから貴重な写真を紹介しましょう。

テニアン島に時間指定のウミガメウォッチングの不思議なポイントがあります。ポコポコとおもしろいように海面に浮かび上がってきます。

2005年に建設された太平洋側に面したパビリオンがあります。 パビリオンとはバーベキューを楽しめるように作られたセメント製の建物で、電気と水道が完備されています。テニアン島では太平洋側にパビリオンを作るのは初めてのことです。ここは「スーサイド・クリフ」の近く(手前)にあり、眼下に雄大で荒々しい太平洋を見下ろすことができる道路脇の崖上にあります。

島民たちの憩いの場であるタガビーチのパビリオンは西側のフィリピン海に面した所にあり、夕日を楽しむのに最適な場所。 そして、ここのパビリオンは太平洋の水平線の彼方から昇ってくる朝日を見るのに持って来いの場所です。しかし、このパビリオンの崖下の海域がウミガメウォッチングポイントであることは知られていません。この場所ほど確立の高い割合で海亀を見ることができる場所は、マリアナ諸島でも、この場所以外にはないと思います。それも、お手軽に見ることができるのが良い。

ウォッチングの時間は毎日午後3時~4時の間で、それ以外の時間帯には見ることができません。 この時間帯に行くと、青亀や赤亀があちこちから呼吸をする為にポコポコと次から次へ海面に浮かび上がってきます。2~3分海面を漂って、呼吸して、海中に潜っていく。 なぜ、この場所で、毎日午後3時~4時という決まった時間帯に多くの亀が見られるのか、不思議です。

このポイントを教えてくれたのはテニアンボーイを自負するジョー・クルズ(今年1月に永眠)という友人です。彼によると、この海域に海亀の家があるという。 そして、昼間は西海岸のバルシナス・ポイント海域に餌を獲りに行き、夕方には東海岸にあるこの住処に帰って来るのだという。海が荒れていない限り、この時間帯にここに行けば、見ることができるという。我々は連続3日間通い、3日ともビンゴでした。しかし、なぜ、ジョーは海亀の行動パターンが分かるのか、不思議です。 また、これだけ高い確立で見ることができれば、テニアン島の立派な観光資源に成り得ます。


■KFC photo Libraryから最新情報(2025/01/18)

KFCフォト・ライブラリーから貴重な写真を紹介しましょう。

右の写真は、ロタ島北部の太平洋を臨む東海岸の崖の中腹にあるチゥガイ壁画洞窟(Chiugai Pictograph)の写真です。

これを最初に発見したのは我々が「ミスター・ロタ」と呼ぶ友人のベン・ロザリオです。今なおチャモロ民族の伝統文化を継承している唯一無二の存在です。

1994年に偶然発見したのですが、最初はそれ程価値のあるものとは思わず、 他人には告げずに自分の気に入った日本人観光客だけを時々ガイドして連れて行っていました。 その内、これが相当に価値のあるものと気が付いて、ロタ政庁に届け出で、公になりました。

その後のグアム大学が調査し、それが非常に価値のある古代遺跡で、約1万年前の古代チャモロ人の住居ということが判明しました。 今では、マリアナ諸島で最も価値があり、保存状態の優れた文化遺跡として、役所の手で手厚く保護されています。

それは自然にできた鍾乳洞の洞窟で、天井も高く、その大きさは観光バスが数台入るくらいです。そして、その壁には古代人が描いたと思われる様々な絵や模様が描かれている。 海亀、カニ、ブルーマリン、クラゲ等々、それに、男女の生殖器と思われる模様もあります。

そして、洞窟の入り口付近には日本のお釜、一升ビン、ヤカン、錆びたツルハシ等々が見られる。 おそらく、これらは太平洋戦争時に日本兵がここに隠れていた名残であろうと思われます。古代人のものとは違います。

現在は保護のため一般人の自由な立ち入りは禁止されています。 しかし、前もって役所に届出をすれば、日時を調整してレンジャーが連れて行ってくれます。

しかし、ここへ行くには乗用車が通れるようなまともな道はなく、四輪駆動車かピックアップ・トラックでないと困難です。さらに、車を降りてから道なき道を10分間ほど歩かなくては入り口に辿り着けなません。 今では、その入り口には頑丈な金属柵が設置されており、同行のレンジャーに開錠してもらわないと洞窟には入れません。 そんな訳で、現在までここを訪れた観光客はほとんどいません。また、ロタ島民ですら、話には聞いていても、実際に見た人は少ないでしょう。


■KFC photo Libraryから最新情報(2025/01/16)

KFCフォト・ライブラリーから貴重な写真を紹介しましょう。

毎年8月の太平洋戦争終戦時になると、広島と長崎の原爆投下がTVで放映されます。でも、投下された日本(広島と長崎)からの目線ばかりの番組です。だから、ここではどこから、どのようにして原子爆弾が日本へ運ばれてきたのかを、当時の写真と共にお知らせします。

右の写真は上から、①長崎に投下された原子爆弾、②広島に投下された原子爆弾、③B29爆撃機に搭載されようとしている広島型原子爆弾、④その原爆を広島へ運んだ爆撃機エノゲイの機体、⑤滑走路を整備している作業風景、背後に見える山はサイパン島。⑥1944年6月当時の陥落前のテニアン島日本人街の写真。

①の白く丸い形状のものが長崎へ、②の黒い棒状のものが広島へ投下されました原子爆弾です。これらの写真に写り込んでいる米兵で原爆自体の大きさが分かります。意外とコンパクトです。こんな物があれだけの大被害を引き起こしたのです。

1945年8月6日と8月9日に広島と長崎に投下された原子爆弾は約2500km南方にある北マリアナ諸島テニアン島から米軍のB29爆撃機によって運ばれてきたのです。米国本土から飛んできたと思っている人もいるようですが、それは違います。当時、日本の統治下にあったテニアン島からサトウキビ栽培に従事する日本の民間人や日本兵を圧倒的な武力で排除し、米軍が占領したのもです。1944年7月のことです。

テニアン島は台形の平らな地形をしています。そして、島全体が石灰岩の隆起できており、全てが固い地面です。島南部は低い丘があるのに対し、北部は本当にまっ平です。滑走路を造るには持って来いですの地形です。その地形を利用し、テニアン島占領後、急ピッチで米軍は島北部に4本のB29爆撃機用の滑走路を建設工事に取り掛かりました。1本が長さ2600m、幅600mです。結局、工事から1年後には出来上がったばかりの滑走路からB29爆撃機が飛び立ったことになります。

その工事と並行して、島南部に日本統治時代に日本人が造っていた港を整備し、米国からそこへ原子爆弾を船で運び込み、荷揚げできるようにしました。滑走路に近い島北部は遠浅で船が容易に接岸できません。

さらに、島南部の港から島北部の滑走路(飛行場)まで原子爆弾を運ぶためのまっすくな道路も建設しました。その距離は全長13kmほどです。その道路を本国のニューヨークにある有名な道路に因んでBROADWAY(ブロードウェイ)と名付けました。その道路は現在も島民たちの生活道路となっています。

この滑走路(Runway Able)は戦後80年間も放ったらかしにされ、荒れ放題状態で、出入りも自由でした。我々KFCは2000年に米軍の許可を得て、テニアン政庁と共にこの滑走路をバイクコースに組み込んだトライアスロン大会を開催したことがあります。なんとも平和な時代でした。それが2~3年前から米国の対中国戦略基地の一つに組み込まれ、再整備がなされ、米軍の軍事演習等々が行われています。当然、同盟国である自衛隊も参加しています。当時の人々には想像すらできない展開と思います。


■第27回青梅高水パラティノース国際トレイルラン最新情報(2025/01/13)

現在募集中の「第27回青梅高水パラティノース国際トレイルラン」に関し、先週末からランネットでのエントリー手続きも可能になりましたので、お知らせいたします。

昨年の第26回大会から台湾人に対し、本大会におけるエントリー費の免除を実施しています。本大会が続く限り永久に参加費を免除するというものです。理由は、昨年正月に発生した能登半島地震に対し、間髪を入れず台湾市民から多額の復興支援金(約25億円)が届けれ、それに対する我々KFCができる感謝の気持ちです。我々ではそんな大金は無理ですから。

今年は、その情報がだいぶ広まったようで、台湾からのエントリーが活発です。すなわち、台湾市民に感謝の気持ちが伝わっているということ、嬉しいことです。青梅市の国際交流に関してもプラスになるでしょう。今後、もし、運営面に支障が出るようになれば、対策はその時に考えます。


■KFCトライアスロンクラブ最新情報(2025/01/12)

先週、我々KFCの古い友人である(株)クリエイティブヘッズ社長の山田さんが小池都知事を表敬訪問しました。

昨年10月のソサイチ(7人制サッカー)のアジアカップ優勝報告のためです。

耳慣れない「ソサイチ」とは「社交的」を意味するポルトガル語の「Society」が語源。11人制のサッカーと5人制のフットサルの「いいとこどり」をしたような競技です。ピッチはフットサルコート3面分で20分ハーフ。交代が自由だから、体力に合わせて老若男女がプレーできる生涯スポーツとしてもすそ野を広げています。世界的にも呼び方はそれぞれだが「7人制」は盛んです。

また、そんな山田さんとはサッカー熱の盛んなサイパンへ近々一緒に訪問する予定になっています。


■KFC photo Libraryから最新情報(2025/01/11)

KFCフォト・ライブラリーから珍しい写真を紹介しましょう。

ロタ島のニワトリは、現在では野生化しており、すべて空を飛びます。ニワトリが飛ぶのは珍しいと思います。右写真はそれらのニワトリが山中に産み落とした卵です。

空を飛ぶといってもカモメのように長時間飛行するのではなく、飛行距離は100mほどです。地面から背の高い木に軽々と飛び上がったり、飛んで猫から逃げたりするくらいです。それでもニワトリが飛ぶというのはすごいことのようです。かつて、イギリスからTVクルーが取材にきたことがあります。

島内のビーチでも、道端でも、民家の庭でも、どこでも良く見かけます。おそらく生息数は島民の人口よりも遥かに多いと思います。ロタ島で最も繁栄している種かもしれません。偏に飛べるという能力を獲得したお陰です。人間や猫が捕獲しようとしても飛ぶ鳥は簡単ではありません。おかしいのは、これだけ周りにニワトリがいても、島民たちは普通に鶏肉をスーパーで買って食べています。

時々、ジャングルで無防備に産み落とされた卵を見つけることがあります。ロタ島にはヘビ等々の外敵がいないので、これでいいのです。これらは有精卵ですから、親が抱けば必ずニワトリになります。近い将来、ロタ島はニワトリの島と呼ばれるかも知れません。


■KFC photo Libraryから最新情報(2025/01/10)

KFCフォト・ライブラリーから偶然に遭遇した貴重な現象を紹介しましょう。

2006年6月4日午後3時頃の出来事です。サイパン島からテニアン島へ向かう小型飛行機の窓から下界をぼーっと眺めていると、海面にいつもと違う何かを感じました。良く見ると巨大な渦が発生していたのです。

サイパン島とテニアン島の間にある海峡の幅は約5kmです。その渦は海峡いっぱいに広がっていたので、直径の大きさは約5kmと言うことになります。背後に見えるテニアン島の陸地と比較してもその大きさが分かります。運よくカメラを手にしていたので、シャッターを押しました。それがこの1枚です。

この現象をテニアン島民やサイパン島民に話しても、これまでに誰もそんな現象を見たことも聞いたこともないと言います。市長や政府関係者も答えは同じです。また、パイロット達に尋ねても島民と同じ答えです。だから、これは数十年に1回という珍し現象かもしれないと感じました。因みに、我々もトライアスロン開催で過去にこのルートを数十回は飛んでいるのですが、見たのはこの時だけです。

この海峡は常に右手から左手に流れがあり、それも速い流れです。だから渦が発生しても不思議ではありません。しかし、渦の大きさが海峡の幅いっぱいもあるので、陸地からでは目の良い島民たちでも渦を判別し難いと思います。


■ロタコーヒープロジェクト最新情報(2025/01/08)

右の写真の3本のコーヒー木の若木はロタ島の山中にあるマウンテンコーヒーの群生地から持ち帰って、育てたものです。特筆すべきは、これらのコーヒーは故住田多次郎氏をルーツに持つコーヒー木で、壮大なドラマが宿っていることです。

明治15年にハワイ島に渡り、酒造業で巨万の財を成した住田多次郎氏が、当時日本の統治下にあった南洋群島(サイパン島等々)や台湾で国産コーヒーの栽培を夢見て、大正15年に日本で(株)南洋珈琲を設立しました。そして、ハワイ島コナからコーヒーの豆を持ち帰り、サイパン島だけでなくロタ島にもコーヒー農園を造り、栽培しました。約100年前の出来事です。

その後、太平洋戦争が勃発し、1944年の米軍によるサイパン島陥落と同時に放置され、それがロタ島の山奥で野生化し、人知れず世代を繋ぎ生き延びてきた、という奇跡のコーヒーです。そして、2018年に我々がそれを見つけ出し、今、そのコーヒーの若木が日本の青梅市にあるという巡り合わせ。さらに、このストーリーには未だ先があります。

現在、(株)南洋珈琲は存続していませんが、その血筋を引く会社はあります。東京にある飲料や嗜好品を取り扱っている(株)エム・シー・フーズという会社です。すなわち、(株)エム・シー・フーズの前身が住田多次郎氏の設立した(株)南洋珈琲という訳です。

だから、これらのコーヒーの若木を住田多次郎氏ゆかりの(株)エム・シー・フーズに差し上げることにしています。きっと住田多次郎氏もそれを望んでいると思います。そして、その後、これらのコーヒーにどんな新たなドラマが待ち受けているのか、楽しみです。


■KFC photo Libraryから最新情報(2025/01/07)

新年ということで、KFCフォト・ライブラリーからほのぼのとする写真を紹介しましょう。

テニアン島のネコ玉です。親猫にくっ付いて4匹の子猫が無防備で眠っています。撮った場所は、今は閉鎖されたテニアン・ダイナスティ・ホテルのバックヤードで人気のないスペースです。

この写真は北マリアナ諸島のテニアン島でトライアスロン大会を開催していた頃(2000年~2015年)の写真です。おそらく20年ほど前の写真と思います。テニアン島とはサイパン島の約5km南に位置し、80年前に米軍のB29爆撃機が原子爆弾を搭載して広島と長崎へ飛び立った島として世界的に有名な島です。

戦前は日本が統治し、戦後は米国に統治が移りました。現在もテニアン島の北半分は米軍の管理地です。米国が80年ぶりに投資し、対中国の防衛ラインの一つとして、最新の軍事基地として整備を始めています。ここでの軍事演習には同盟国である自衛隊が参加することもあります。


■新年、明けまして、おめでとうございます。(2025/01/02)
-- A Happy New Year to All --

1)--昨年の12月7日(土)に開催されたサイパン島一周100km自転車レース「Hell ob Marianas」に招待された小沼美桜選手から参戦レポートが届いたので、特別版レポートに掲載します。その参戦レポートは【こちら】をご覧ください。
因みに、小沼選手(青梅市サイクリング協会所属)は青梅7中自転車部OBで現在は菅生高校1年生です。

2)--2017年からロタ政庁と一緒に取り組んできたロタ島伝承のマウンテンコーヒー(実は、100年前に日本人が植えたコーヒーだった)を見つけ出し、それで島の経済を活性化しようという壮大な計画「ロタコーヒープロジェクト最新版」はあと一息のところまで辿り着いています。仕上げには、サバナコーヒー農園にさらに2000本の若木を移植する必要があるのです。しかし、そのための鹿よけフェンス購入資金がなく、米国へ資金援助を申請中の状態にあります。

3)--我々KFCが過去約30年間に亘ってサイパンと続けてきた民間交流、それを昨年2月から青梅市との友好都市に格上げできないかと両市に提案しました。サイパンは身近な英語圏であり、日本と価値観を同じくする同盟国(米国)の一員です。将来、青梅市民にとっても、サイパン市民にとっても、必ず有意義な交流になると確信しています。今後、その成就までの紆余曲折の過程を、このサイト上で公開していきたいと思っています。最新版レポートは【こちら】をご覧ください。

4)--今、日本を取り巻く安全保障環境が非常に悪い。プーチンのウクライナ侵攻に端を発するバタフライ・エフェクトだ。イスラエル対パレスチナの戦争、その後の北朝鮮によるウクライナ侵攻への参戦だ。昨年の米国FBIの報告書によると、北はサイバー攻撃で日本からも500億円ほどの暗号資産を奪い取り、核開発に充てているという。さらに想定外は韓国の政治の空洞化だ。中国による台湾危機も依然として存在したままだ。それなのに平和ボケの日本は外交・安全保障よりも裏金問題に時間を割いてきた。平和あってのスポーツ、我々下々にとっても、対岸の火事ではない。

5)--2025年度のイベントスケジュールは【こちら】をご覧ください。


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