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一昨日(23日)、スウェーデンのウメオ市にある市立図書館へ英語版「Rota Blue Coffee」の本をDHL便で2冊送りました。それは年明けに
グルマン賞事務局から受賞本2冊をウメオ市立図書館宛てへ送って欲しいと連絡があったからです。グルマン賞とは世界の料理本やワイン本に関する
アカデミー賞といわれている賞で、日本では栗原はるみさんなどの著名な料理研究家やシェフが受賞されている賞です。
詳しくは【こちら】
そのグルマン賞に大西の出版した「Rota Blue Coffee」英語版が昨年2022年9月22日に受賞し、その授賞式が今年5月25日から28日にわたって
スウェーデンのウメオ市(首都ストックホルム近く)で行われることになっています。それに先立って本を送ったという次第です。
なお、授賞式では思いっきりロタブルーコーヒーの宣伝をしてきます。
その内の1冊はウメオ市立図書館へ寄贈されます。この図書館は数十カ国語で書かれた料理やワイン等々の飲み物の本が3000冊以上もあるそうです。
そして、もう1冊はウメオ大学の図書館へ寄贈されるということです。対極にあるロタとスウェーデン、縁とは不思議なものです。
では、幸運にも、料理の世界とは全く縁のない大西がどのようにして栄誉あるグルマン賞を受賞できたのかという摩訶不思議な経緯は以下です。
2022年8月11日に
グルマン賞事務局(Gourmand Awards)の局長エドワード・コアントロー(Edouard Cointreau)さんから大西へ突然のメールが届きました。
それまでグルマン賞に関して全く知識がありませんでした。そのメールは英文ですが、よく知るネイティブの英文とは明らかに異なる文体でした。
だから、金銭を要求する胡散臭いメールだろうと放っておきました。メールの内容は「あなたのロタブルーコーヒーの本を読みました。
その内容がおもしろいのでグルマン賞にエントリーしなさい」と云うものでした。因みに、この本の英語版は現在アマゾンから
アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、 ニュージーランド、ポーランド、 スウェーデン、カナダ、オーストラリアの11か国で
発売されています。コアントローさんの住むフランスも含まれています。
届いて数日後、中屋さんがグルマン賞なるものを調べてくれ、「そのメールは本物だから返信した方がいいよ」とアドバイスをくれました。
メールをくれたコアントローさんはフランスにある世界的有名なリキュール蒸溜所のオーナーであることが分かりました。そして、
その賞は彼が1995年に設立した賞であることも分かりました。そして、そのコアントローさんから直々にメールが届いたということですから放ってはおけません。
因みに、日本にもレミーコアントロージャパン として支社があります。
本来、グルマン賞へエントリーするには作者自身がその本と英文エントリー用紙を事務局へ送る必要があります。しかし、この本に関してはコアントローさん直々にエントリーしなさい
とメールがあったのです。こんなラッキーはまずありません。珊瑚の森に眠っていたフォレストコーヒー発見のストリーに大そう感動してくれたのでしょう。 しかし、不幸にも
この頃は世界的なコロナ過で郵便局の航空便が一切止まっていたので、2022年8月16日にインターネット(ギガファイル便)でPDFファイル原稿を送りました。
すると、その日の内に受付完了というメッセージと共に「7つ目の奇跡を私があげよう」と粋なメールが送られてきました。 なぜ、7つ目かというと、この本のストーリー展開が6つの奇跡を軸に書いてあるからです。
最終的に2022年9月22日、コアントローさんから「Congratulations !」のメッセージと共に受賞の証であるwinnerロゴが送られてきました。
一般人の大西が初めて書いた本でこんな有難い国際的な賞を頂けるなんて、世の中何が起こるか分からないものです。