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■狂った皇帝と臆病者(2024/02/22)

反プーチンの急先鋒ナワリヌイが殺された。プーチンの戦争でロシア兵の31万人が戦死した。

「狂った皇帝と臆病者の国、ロシア」と誰かが言った。よく言ったものだ。


■GDPが示す落ち目の日本(2024/02/19)

国の経済指標となる2023年の日本のGDP(国内総生産)がドイツに抜かれ、世界第4位になったと各メディアが挙って残念な出来事のように伝えている。 しかし、政治家の不祥事、大企業の不祥事が絶え間ない日本が今日までドイツの上にいたのが不思議なくらいだ。

GDPとは、平たく言えば売り上げから原価を引いた国の「儲け」である。それが591兆4820億円という数字だ。人口の多い国のGDPは自ずと大きくなるのは当然だ。大切なのは国民一人当たりのGDPである。それが国民の裕福度を示す。

では、なぜGDPが下がると問題なのか、何に大きく影響するのかというと、主に防衛(軍事)費や宇宙開発費だ。常に中国、ロシア、北朝鮮と対峙している日本にとってはおろそかにはできない。

政府は打開策として「日本として更なる構造改革が一刻も早く必要」というが、具体策には言及しない。その政策はずっと日本ではタブーとされており、それを口にすると政権が持たないからだ。でも、それを実行しないと国家存続が危うくなる。突き詰めれば、国民一人ひとりの世界観の欠乏に問題がある。


■2つの戦争とスポーツイベントに思うこと(2023/11/26)

昨年のウクライナ、それに続いて今年はガザで戦争が始まった。すなわち、東ヨーロッパと中東で本格的な戦争が始まったということ。 これら2つの戦争が我々下々の小さなトレイルラン大会にも深刻な影を落としている。例えば、直近では12月10日に開催予定の「第24回みたけ山登山競走」だ。

コロナ禍以前、みたけ山大会にはヨーロッパからの参加者が、少人数だが毎年のようにあった。しかし、2つの戦争のせいで、今ではヨーロッパから日本へのアクセスが非常に困難になってしまった。ウクライナ侵略戦争以前、ヨーロッパから日本へくる場合、一般的なルートは最短のロシア上空を通過することだった。 しかし、現在はそれができない。そうなるとドバイ等々の中東経由で日本へ来ることが一般的なルートになる。しかし、それもハマスとイスラエルの戦争勃発で安全ではなくなったのだ。

今年の「第24回みたけ山登山競走」にイギリスから2人のランナーのエントリーがあった。コロナ後初めてのヨーロッパからの参加者だ。日本へのアクセスはたいへんとは思うが、2人とも何とか無事にスタートラインに立って欲しいと願っている。

平和あってのスポーツ、これらの戦争が終わり、一刻も早く自由に往来できる世界に戻って欲しいものだ。


■「憎しみの大地」に思うこと(2023/10/14)

7日早朝、突如パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマスがイスラエルへの大規模奇襲攻撃を仕掛けた。2500発のロケット弾を打ち込み、同時に陸海空からイスラエル領内に攻め込んだ。この時の攻撃で900人のイスラエル人が死亡し、100人を連れ去ったという。

このニュースを知った瞬間、規模は違うが2001年のアルカイダによる9.11NY同時多発テロ事件とよく似ていると感じた。9.11はCIAとFBIの油断に因るものだが、今回のハマスの奇襲攻撃はモサドが察知出来なかったという失態が最大の原因だ。すなわち、世界最高の情報機関といわれたモサドの失策だ。最先端のGPSや盗聴システムを駆使したハイテク情報収集だけではハマスのようなメモ紙を使うローテクの組織には通用しなかったということだ。このようなテロ攻撃を未然に防ぐには、昔も今も地道な情報収集しか手はないのだということを証明した。

そして次に感じたことは、誰が得をするかだ。その国がハマスを動かしたと考えるのが妥当だ。圧倒的な軍事力を持つイスラエルに嚙みついたハマスは100倍返しをされることを百も承知しているはず。得をするのは、誰が考えても、イラン、ロシア、中国だ。皆、独裁国家だ。

それにしても、世界は物騒になったものだ。ウクライナとパレスチナの2カ所で同時進行の戦争が起これば、世界経済に暗黒の影を落とすことになる。特に観光産業や航空業界に取っては致命的だ。やっとコロナが退場したと思ったら、休む間もなく戦争に次ぐ戦争だ。


■落ち目の日本に思うこと(2023/10/09)

先月、友人であり、元トライアスポーツ社長の中原さんがニースから「日本は貧しい国になったねェ、、」という悲し気なメールを送ってきた。フランスのニースで開催されたアイアンマン世界選手権を観戦に訪れていた時に感じた感想だ。特に実感したのは食事代で2人で1万から3万円ほどかかったという。

同じく、先月末、マリアナ政府(サイパン島+ロタ島+テニアン島)観光局の友人であり、上級スタッフが訪ねて来て、コロナ後のサイパン島への観光客は激減状況にあり、日本からの観光客誘致に力を貸して欲しいという。 我々KFCがサイパン島で頻繁に活動していた頃と比べると、観光客は1割にも満たないという。存続の危険水域を超えているのだ。そして、サイパン島でもロタ島のようにコーヒー農園を造って欲しいという。これまで6年間ずっとロタコーヒーを無視していたのに、経済がどん底になって、にっちもさっちも行かなくなり、ようやく我々の「ロタコーヒープロジェクト」の価値に気が付いたようだ。

日本人観光客の減った原因の1つは、日本の国力の低下だ。その結果としての円安だ。円が安くなれば、ドル換算のホテル代や航空券代が高くなる。当然、現地での食事や移動の経費も高くなってしまった。我々の感覚では旅行代金は5割は高くなたっと感じている。現在の日本人にとって海外旅行は高嶺の花になってしまったのだ。

もう一つは、サイパン島自体にリゾート地としての魅力がなくなったということだ。魅力があれば、高くても人は行く。原因は、政治だ。過去、フィッテル知事とトレス知事の直近十数年間の政治が余りにもお粗末すぎたことだ。将来に向けての観光資源への投資を全くして来なかった。そのツケがコロナ後に顕著に表面化してきたのだ。復活への特効薬はないが、使える資源はあると感じる。


■玉砕の島サイパンとJAL撤退に思うこと(2023/08/27)

「”玉砕”の島を生きて、サイパン島、語られなかった真実」というNKHBSドキュメンター番組を観た。 涙なくして観られない。太平洋戦争終戦末期(1945年)、サイパン島に住んでいた多数の日本の民間人や日本兵が米軍との地上戦で亡くなった。その数、優に1万人を超えるだろう。 そして、約80年経った今でも毎年8月になると、この種の番組を、どこの局でも放送する。それほど日本にとって忘れてはならない重い責務なのである。

それなのに日本政府は2005年10月に成田~サイパン路線からJAL(日本航空)の撤退を許してしまった。日本人の遺骨や英霊が無数眠っているサイパン島との往来、すなわち、関係を絶ってしまったのだ。理由はJALの機材をサイパン路線より利益の見込める中国路線へ回すためだ。 しかし、その4年後にはJALは経営破綻してしまう。

しかし、今ではJALも復活し、取り巻く状況が違う。そして今なお、サイパンのジャングルには日本人の遺骨や英霊が無数眠ったままになっている。 かつての日本政府が始めた戦争の犠牲者だ。だから日本政府はナショナルフラッグキャリアであるJALをサイパン路線に復帰させ、お互いの自由な往来を確保し、慰霊訪問だけでなく、両国の親密な関係を維持すべきだ。今でもそう強く思っている。

2017年夏、サイパンへのJAL便を復活させることはできないかと、個人的な人脈を使って政府と交渉を始めた。交渉テーマは戦死者に対する日本政府の責務と将来の国益の為だ。意外とスムーズに事が運んだ。そして、最後の詰めの段階で当事者である北マリアナ政府から当時の安倍総理へ正式な要望書が必要ということになった。

同年9月に入り、サイパンへその旨を連絡したところ要望書は書かないという。想定外の、有り得ない反応に愕然となった。理由は、その当時、成田~サイパン路線を運航していたデルタ便が2018年1月をもって成田~グアム路線からの撤退を表明しており、その同時期にJALと交渉を始めれば、デルタ航空はサイパン路線からも撤退してしまうと恐れたのだ。気持ちは分かるが、冷静に考えれば、デルタにとってグアム路線を切って、ボリュームの小さいサイパン路線だけを残すという選択はあり得ない。結局、2018年5月6日をもって撤退してしまった。

その後、日本とサイパンをダイレクトに飛ぶ飛行機は久しくなかった。ようやくコロナ禍直前にスカイマークが飛んだが、不幸にも直後の世界的なパンデミックで、それも消滅した。 現在、ユナイテッドが、レギュラーフライトではなく、不安定な期限付きで深夜早朝の不便な時間帯で運航している。利用者は少ない。


■トラック最高速度引き上げに思うこと(2023/07/15)

「警察庁が高速道路の制限速度を現行の時速80㎞から100㎞への引上げ」検討に入った」と昨日の新聞に載った。 物流の2024年問題に対応するためという。しかし、それだけではなく、それによる経済効果は計り知れない。 デフレ脱却を叫びつつ、いつまで経っても成果の上がらない日銀の金融政策よりずっとデフレ脱却に効果的だ。

日本が先進国から転げ落ちる前にやって欲しかった。まさに「遅かりし由良之助」だ。 80㎞というのは60年前に決められた速度制限だ。その後の60年間に車の安全性能も道路のインフラも飛躍的に進歩している。 さらに国民の交通マナーも上がっている。速度が遅い=安全という神話はもう捨てた方が良い。

人や物の移動の速度、すなわち車の制限速度を上げれば、自ずと経済は活性化されるのは世界の常識だ。ついでに 一般道の時速30㎞の制限速度も市街地以外ではかつての60㎞に戻した方がよい。2日を要する移動が1日で可能になる。

さらに無防備な危険地帯である横断歩道も現行の「ゆっくり渡る」から「足早に渡る」ように変更した方が安全で事故は減る。 さらにそれは車のスムーズな移動にも寄与する。


■スェーデン訪問で感じたこと(2023/06/04)

5月24日から6月1日にかけてスェーデンを訪問しました。北欧訪問は人生初の体験です。目的は人生初の著書「ROTA BLUE COFFEE」が グルマン世界料理本大賞を受賞し、その授賞式が25日から28日にかけ、首都ストックホルムから北へ約500㎞にある美しい学園都市ウメオで開催されたからです。

わずか1週間ほどのスェーデン滞在でしたが、良い刺激を受けました。人口僅か960万人の国が日本よりずっと先を行っていると感じました。 キャッシュレス社会の浸透、電動スクーターや自転車の公共化、物価の高さ=所得の高さ、コロナの残存を感じさせない社会、 食べ物の豊かさ、地下鉄等々の公共機関の安さ=福祉の充実等々。

今後、国民の勤勉さだけでは世界の潮流について行けないと痛感しました。先ずは、世界的に最も遅れているIT化の強化、 国を変えるのは政治家に任せ、身の回りだけでも可能な限りのIT化を実施ることにしました。

たまには遠く旅に出て、日常の環境をガラッと変えることは人生にとって大切と改めて感じました。


■最貧国ロシア(プーチン)に塩を送ったのは誰か(2023/01/24)

スパイ崩れのプーチンがアル中のエリティンから政権を引き継いだ時代のロシアは世界の最貧国の一つだった。 その当時はロシアが他国へ侵攻するなど考えもできなかった。

では、誰がプーチンに巨万の富と自信を与えたのか。それはドイツだ。前々首相のシュレーダーと前首相メルケルだ。 具体的にはロシアからドイツへバルト海海底を通してダイレクトに天然ガスを送れる巨大パイプライン「ノルドストリーム1」を建設したことだ。 これにより、その後にプーチンに首根っこを押えられることになるのだ。

このパイプラインを通してロシアの言い値で膨大な量の天然ガスを購入し続けた。さらに、並行して、ロシア国内の天然ガスや 石油の掘削費用や技術を提供した。この頃のロシアには掘削資金も技術もなかった。地下に眠る膨大な資源をカネにかえることができなかったのだ。 そして、その後の石油高騰を背景にプーチンは巨万の富とノルドストリーム1で欧州(EU)の首根っこを押えたのだ。それをバックに2007年以降EUに 敵対的な態度をあからさまに取るようになった。その結果がウクライナ侵攻という愚かな行為につながった。

かつてのオバマ政権下、2013年に米情報機関がメルケルの携帯電話を盗聴した事件があった。 それはドイツとロシアの関係を良しとしない米国がロシア(プーチン)とのメルケル関係を探るものだった。


■地球温暖化の原因に思うこと(2023/01/16)

ここ数十年の急激な地球温暖化の原因は急激な人口増にあると思う。すなわち、増えすぎた人類の存在が原因だ。

第2次世界大戦終戦時の世界人口は約25億だった。それが僅か80年後の現在は3倍強の80億を突破した。 人間一人が生存のために排出するCO2は相当な量だ。それが80億倍だから天文学的な数字になる。そして、 新型コロナウィルスのパンデミックやプーチンの殺戮があっても世界の人口はまだまだ増える一方だ。 そうかといって、人為的に人口を減らすことはできない。これらを思うと、地球温暖化のストップはなかなか難しい。 現実路線として、ある程度の共存に舵を取らざるを得ないのではないか。


■環境活動家グレタに思うこと(2023/01/04)

近年、世界を最も激変させた人間はグレタ・トゥーンベリだ。久々の新人類出現を感じた。 新人類とは一般人とは違う次元の頭脳や感性を持っている人間のこと。そして、 我々人類をより高みに誘導する人間のことだ。

僅か15歳でスウェーデン議会の前で気候変動対策を訴え、たった一人でストライキを決行した。2018年夏のことだ。 彼女はアスペルガー症候群だ。それ故、歯に衣着せぬストレートなスピーチは世界中の人々の心に刺さった。そして、 一気に地球温暖化ストップのうねりが世界中に広がった。それまでの各国首脳が集うだらだらした国際会議「COP」よりも発信力は桁外れだ。

2020年の米国大統領選挙戦でバイデン大統領も気候変動対策を選挙公約に取り入れざるを得なくなった。世界一の経済大国である 米国が地球温暖化に取り組む姿勢に転じたのだ。まさしくグレタ効果だ。これ以降、世界中の国々が地球温暖化ストップに舵を切った。

時代を変えた中世の偉人ニュートンやガリレオもアスペルガー症候群だったのでは、と思うことがある。 ある分野で異常な集中力と記憶力を発揮するアスペルガー症候群は人類の進化形ではないかと思う。

かつて我がKFCにもアスペルガー症候群の新人類がいた。小学5年生で「ITに関しては100%精通しているので、KFCのIT関係を任せて欲しい 」と言った。 幼児期からパソコンを触り始め、独学で全てをマスターしたと言う。不幸にも事故で亡くなったが、グレタと同じ匂いを感じる。


■専守防衛に思うこと(2022/12/31)

専守防衛とは護りに徹して国を護ることだ。敵国への武力行使はNGだ。

今のウクライナが正にこの専守防衛を実践している。国のインフラは破壊され、何万という国民が殺されている。 悲惨な状況に陥っている。専守防衛では国を護れないことを証明している。

近隣国家(ロシア、中国、北朝鮮)の状況を考えれば、己の手足を己で縛るような憲法は一刻早く改正すべきだ。 憲法も生き物だ。ミサイルを打ち込まれてからでは遅きに失する。


■2人の独裁者に思うこと(2022/11/28)

ロシアの独裁者プーチンは己の帝国を築こうとして愚かにも隣国ウクライナに戦争を仕掛けた。その結果、ウクライナと自国ロシアの両国で 数万人が亡くなってしまった。たった一人の独裁者の野望のためには大きすぎる犠牲だ。

もう一方の独裁者中国の習近平はウィルス感染に関する科学的知見を無視し、無謀にも力でねじ伏せるというゼロコロナ政策を採った。 その結果、多くの人民が行動制限され、企業は活動停止に追い込まれている。独り勝ちだった経済成長も下降に転じた。

2人の独裁者は己の力を過信して愚かな過ちを犯した。一人の人間が管理判断できるデータ量には限りがあるということだ。多くの時間を要しても、 大勢で知恵を出し合い議論するということは大切だと痛感する。国家だけでなく、会社等々の組織もそうだ。

世界の歴史を見ると、いかなる国も発展途上には独裁国家という悲惨な時期があり、それが成熟して民主主義国家に到達している。 現在、世界中に数多ある独裁国家も民主主義国家への通過点と考えれば救われる。


■マラソン熱が冷めたランナーに思うこと(2022/11/09)

今年後半に入って国内のマラソン大会に異変が起こっていると言われている。出場希望者が激減しているのだ。 その現状は【こちら】に詳しく載っている。

でも、これは異変でも何でもない。マラソン人口のすそ野を一気に広げた2007年開催の「第1回東京マラソン大会」以前の状況に戻っただけと感じている。 「東京マラソン」開催以前は募集定員に達しない大会が多々あった。我々KFCの地元「青梅マラソン大会」もしかりだ。 それを東京マラソンが激変させたのだ。

その後、東京を真似て安易に横浜や大阪や京都等々に都市型の同じようなマラソン大会が開催され、 それらが募集開始と同時に1万人2万人という募集定員が一瞬で埋まるってしまう。パソコンを使った申込方法は「クリック合戦」と呼ばれ、 異常とも思える現象が生まれたのだ。 その合戦に勝つためにはその大会の良し悪しを吟味検討する暇もないのだ。さらにトレラン大会でも自転車大会でも同様の現象が見られた。

しかし、長引くコロナ過が異常とも思える「東京マラソン熱」を沈静化させたのだ。コロナ禍の1年目と2年目はまだマラソン熱はあったが、3年目に入って 一気に沈静化したと感じている。


■プーチンのウクライナ侵攻に思うこと(2022/05/07)

2月24日以来、2カ月以上に亘って狂人プーチンによる大義名分のないウクライナ侵攻が続いている。当初はソ連時代を夢見る狂信的な 国家感を持った裸の王様と思ったが、ウクライナ国民の大量殺戮や自国民兵士の大量戦死者を屁とも思わない精神異常の王様だ。やっていることはヒットラーより質が悪い。

プーチンという狂人を大統領に選んだのはアル中のエリティンだ。エリティンは己の汚職に目をつぶることを条件に後釜の大統領に プーチンを据えたのだ。ロシアとはそういうモラルに欠けた3流国で、粛清や暗殺や汚職や賄賂や密告等々が堂々とまかり通っている国だ。 まともな人間は殺されるか、刑務所送りだ。決して訪れたくない国の一つだ。

プーチンのウクライナ侵攻のベストな終わらせ方は ロシア国民自身の手でプーチンを始末することだ。そのために我々ができる最善の方法は真実を ロシア国民へ発信することだ。武器は要らない、パソコンとスマホがあれば誰にでもできる。


■第24回青梅高水国際トレイルラン大会開催に思うこと(2022/02/08)

現時点では予定通り4月3日開催の方向で考えています。トレランは感染リスクの低い屋外スポーツであり、オミクロン株はデルタ株に比べて 深刻度が低いと感じています。また、欧米のデータからワクチンのブースター接種に伴いオミクロンは近々に下火に転じると予想できます。 それに国内最大のマンモスイベントである東京マラソンも3月6日に開催されそうです。

今後、3回目ワクチンも加速するだろうし、海外製の経口薬に加え、切り札となる塩野義の国産経口薬も出回りそうです。 変異を繰り返す感染症は 未だ3年間ほどは収まらないと感じています。その間じっと耐えて、固まっていては体も心も病んでしまいます。 今後、健全な日常生活を送るためには、感染対策と少しの勇気が必要と思います。

米国や欧州の友人たちはからはすでにウィズコロナで社会は動いていると連絡があります。欧米の先進国は社会活動のリスクは コロナだけではないと判断し、すでにウィズコロナに舵を切っています。現在の日本はウィズコロナと言いなからも ゼロコロナ対応を標榜しています。しかし、日本のコロナ政策は欧米先進国に追随しているので、近々にウィズコロナへ 名実ともに舵を切ると思います。 そうでないと、今後日本への海外投資は減少し、先進国グループから置いてきぼりをくうという致命的なリスクがあります。


■地球温暖化に思うこと(2022/01/19)

人類を悩ます地球温暖化の根本原因は第2次世界大戦後の急激な人口増加だ。

国連資料によると1950年の世界人口は25億人、それが70年後の2020年には78億7500万人だ。 人類誕生は700万年前といわれている。それがわずか直近の70年間という短期間で、50億人以上も増え、 それまでの人口の3倍になったことになる。地球の環境が激変するのは当たり前だ。 79億人が生きるための食糧生産や化石燃料の消費から生じるCO2、それに79億人の呼吸から生じるCO2は 牛のゲップの比ではない。

人類の存在自体が地球温暖化の原因であることは明白だ。そうなると、現行のCO2削減努力を継続しつつ、気候変動や海面上昇等々の 地球温暖化現象を受け入れ、共存政策の試行錯誤を始めた方が良いのでは、と感じる。 再生可能エネルギーで79億人もの人類を支えるには無理がある。


■オミクロン株に思うこと(2022/01/16)

素人判断だが、オミクロン株の出現でやっとコロナ過も終息に向かうと感じた。

重症化し難く、感染力が高いということは、いっときはパンデミックになるが、まもなく国民の多くが集団免疫を獲得し、 コロナ過は終息に向かうということ。政府、専門家、マスコミはその立場立場でその時々にいろんなことを言うが、 オミクロン株は終息に向かうための必要な過程と思う。過去の世界的パンデミックも同様の過程を経験している。

米国や欧州はウィズコロナ政策を採っているため、その効果は早々に表れるだろう。片や、ゼロコロナ政策を採っている中国の 終息はまだまだ先になるということだ。

では、日本はどうか。日本はウィズコロナと言いつつ、やっていることはゼロコロナ政策に極めて近い。日々感染者数ばかりを強調して、 怖がっている。オミクロン株が重症化し難いのならば、 少しは勇気を出して、動いた方がよい。すなわち、感染対策をとって経済活動をした方が良い。臆病に嵐が過ぎ去るまで ずっと首をすくめていては首が元に戻らなくなってしまう。すなわち、会社が倒産したり、鎖国化が進んだり、失業者が増えたり、 祭りや行事がなくなったり、人々のメンタルが壊れたり等々の不幸だ。その結果、終息後も日常に戻ることが不可能になってしまう。 コロナ対策だけでなく、外交・国防政策においても、日本人は勇気がなくなったと感じる。


■台湾有事に思うこと(2022/01/07)

昨年の中国軍の台湾近海での動きを見ていると、すでに「中国による台湾侵攻」は始まっていると感じる。 前方と後方での大規模軍事演習、海からの上陸演習、潜水艦の威圧、戦闘機による度重なる上空侵犯等々から思うに、 すでに中国はゆっくり侵攻を始めているのだ。 中国本土からの弾道ミサイル攻撃や巡航ミサイル等々で派手に侵攻するのではなく、圧倒的な数の軍事力、 地の利を生かした人海戦術で空と海から台湾をゆっくりじんわり封鎖しようとしているのだ。 孫子の兵法にある戦わずして勝つを実践しているのだ。このやり方では米軍も防ぎようがない。 いかに軍事力を増強したといえども、戦争経験のない中国軍が百戦錬磨の米軍と戦えば、徒(ただ)では済まない。習近平も終わる。

その後、尖閣を台湾の一部と主張する中国は尖閣に対しても同じ人海戦術で取りに来るだろう。 例えば、ある日突然、何百何千という漁船が尖閣に押し寄せるというシナリオだ。海上保安庁の船舶では手に負えない数だ。 国会はあたふたするだけで何も決められないだろう。自衛隊が動かないと米軍も動かない。 残念だが、それが現実だ。しかし、唯一極超音速ミサイルを含む長距離ミサイルは最強の抑止力になる。 早急に法整備をし、開発を急ぐべきだ。


■投票率に思うこと(2021/10/27)

今月31日に衆院選挙がある。それに向けて、政府もマスコミも投票率を盲目的に上げようとしている。しかし、投票率など意味はない。 政治の有様、国の有様に興味のある人が選挙に行けばよいのだ。何も考えない人は投票しない方がいい。政治家にアホな芸能人や有名人が多すぎる。 何も考えず、雰囲気や感覚だけでおこなう投票は国を誤った方向へ向かわせる。

世界を見渡せば、投票率の高い国は、国は乱れ、民は貧しいものだ。片や、投票率が低い国は、平和で、民は豊かだ。 投票率は全く重要ではない。


■コロナ感染者の激減に思うこと(2021/10/24)

9月下旬から東京都のコロナ感染者は激減している。直近1週間は50人を切っている。今日は19人だった。8月中旬の1日に付き5000人を 超えていた状況から思うと、ゼロに等しい数字だ。

この激減の原因は日本のワクチン接種が世界にも類を見ないスピードで進んだからだ。接種スピードが功を奏したのだ。

最初はワクチン不足で出遅れはしたが、その後の接種スピードは専門家の予想を遥かに超えたものだった。 幾らバッシングを受けてもワクチン接種を愚直に進めた菅政権の功績だ。ワクチン接種は国民に対する接種率の高さも大切だが、 それ以上にスピードが大切だ。スローではその効果は半減するのだ。 この点を専門家も誰も指摘しないのが不思議だ。菅政権の好き嫌いは別にして、菅政権のワクチン対応の功績を認めないと、 今後、的確な対応ができない。

オリパラを開催すれば、コロナの蔓延であたかも日本が滅ぶように騒いでいた人たちは、どう思っているのだろう。 それに同調して世間を煽っていたマスコミのパーソナリティやコメンテーターたちは、それについて全く触れない。無責任で卑怯な人たちだ。

尾身会長は人流抑制が激減の第一の原因というが、8月も9月もほとんど人流は変わっていない。専門家ならしっかりして欲しいものだ。 原因はワクチン接種がスピードを持って進んだことに他ならない。日本人の底力だ。


■アフガン崩壊に見る韓国の危機管理能力の高さに思うこと(2021/08/31)

韓国は混乱のアフガンから韓国人と現地協力者の国外退避希望者390人を全員退避させた。それも、31日の米軍撤退期限を待たず、 26日と27日の飛行機で全員が仁川国際空港へ到着したと云う。KFCネットワーク(韓国の友人)の情報だ。

それに対し、我が日本は、退避希望者500人のうち僅か1人しか退避さることができなかった。 情けない限りだ。有事の危機管理能力の低さを露呈した格好だ。原因は、日本国民の平和ボケだ。政府の平和ボケは国民の責任だ。 平時を想定して作られた時代遅れの日本国憲法と自衛隊法は有事の際に役立たないと云うことが証明された。 この体たらくでは海外での邦人の救出など到底不可能だ。早急に法整備を議論した方が良い。法律を作るのは政治家の大切な仕事だ。

それに反し、韓国政府は独自にXデーを想定し、早々に現地で情報収集と交渉を始めた。もちろん、極秘作戦だ。全マスコミが報道統制で協力した。 昨今のゆる~い日本のマスコミ人に完全無欠の情報統制など到底不可能だ。

今回の救出劇の肝はカブール空港へのアクセス手段だ。数台のバスをかき集め、現地大使館員の勇気と知恵と交渉力でタリバンの検問を 突破した結果だ。見事な危機管理能力を世界に示した格好だ。

2018年10月、我々もサイパンで韓国の危機管理能力の高さを目の当たりにした出来事があった。アイアンマン70.3サイパン開催の準備でサイパンに 滞在していた時のことだ。 風速80mのスーパー台風直撃で一夜にして島内のインフラが壊滅した。もちろん、サイパン国際空港も完全に破壊された。 しかし、2日後に滑走路が仮復旧されるや否や、韓国の軍用機や民間機が自国民の救出に飛んできて、あっという間に千数百人の韓国人旅行者を連れ帰った。

一方、我々日本人はサバイバルだ。台風後の数日間、窓のない10階の部屋で、雨で湿ったベッドに寝るしかなかった。 水はない、電気はない。トイレの水は雨水を汲んで10階まで階段で運んだ。シャワーの代わりに海に浸かった。幸い、地元情報に精通してので、食べ物は何とか入手できた。 現地のKFCネットワークで何とか数日間をしのぎ、 ユナイテッド航空の定期便が復旧した後、それに搭乗して帰国したという次第だ。韓国の対応とは大違いだ。

危機管理能力を持たず、国防を米国に任せっきりでは、日本も、いつ何時、アフガンのようになるかもしれない。


■コロナ禍でのオリンピック開催に思うこと(2021/08/09)

東京オリンピックは多くの国民が感動を与え、成功裏に終わった。そして、開催して良かったと切に思う。

世紀の逆境にも屈せず、立派に開催した政府、東京都、IOC、スポンサー企業、そして、大会役員や医療従事者やボランティアの皆さんには 「お疲れさま」と言いたい。

開会式までは、マスコミは挙ってオリンピック反対を叫び続けた。理由は、オリンピックによるコロナの蔓延で、 あたかも日本が滅んでしまうかのように煽り続けた。しかし、オリンピックが始まり、国民の熱狂を見るや否や、 一切反対を叫ばなくなった。それどころが、挙ってオリンピックの放映を始めた。恥ずかしげもなく、商業主義を露呈した。最低だ。

確かに8月に入ってコロナ感染者数は増えたが、それはデルタ株が原因であり、オリンピックが原因でない。沖縄県の 感染状況(人口に対する感染者数の多さ)がそれを証明している。

唯一残念なのは、東京2020大会最大スポンサーであり、日本を代表する企業トヨタが開会式を欠席したことだ。


■ワクチン大規模接種に思うこと(2021/05/22)

政府主導で来週から東京と大阪でワクチンの大規模接種会場を開設し、各会場で1日でそれぞれ1万人と5千人ほどにワクチン接種を目指すと云う。

初めてとなる的を得た作戦だ。多少の混乱もあるだろう、公平平等さに欠けることも起こるだろう。ワクチンの廃棄も生じるだろう。 3蜜状態も起こるだろう。でも、そんなことは些細なことだ。大事なことは、多少の問題が起きても、東京と大阪と云う大都市で、 できるだけ素早く、一人でも多くの人にワクチン接種を実施することだ。そうすれば、近い内に必ず劇的な効果が現れるはずだ。 感染症対策とはそういうものだ。

今はコロナ有事だということを認識し。全国国民に公平平等な対応など考えてはいけない。公平平等を優先した結果が今のありさまだ。 結局、地方にも陽性数が増え、死者が増えるだけだ。 誰がやっても、最初から非のない完璧なプランなど存在しない。だから、大規模接種を進めながら、問題が出た時にあたふた調整していけばいい。

平和ボケのTVやラジオや新聞、それに一部の国民は接種会場の混乱を非難し、公平平等さを叫ぶだろう。平時はそうだが、今は有事だ。 公平平等や混乱の是正は優先事項ではない。最優先事項は一人でも多くにワクチンを打つことだ。コロナをやっつけることだ。 平和な人たちに「世界の現実を見ろ!」と言いたい。


■ミャンマーのクーデターに思うこと(2021/05/20)

2月1日に勃発した軍部によるクーデター以降、すでの1000人近い民衆が国軍に殺されている。自国民に銃口を向けるような軍隊は 国軍とは呼べない。クーデターを起こした軍部トップのフライン個人の軍隊だ。国軍ではなく、質の悪い武装集団だ。

すでに民衆の死者数はあの天安門事件を超えている。このことからも、軍部のクーデターは命を懸けても阻止すると云う 民衆の強い気持ちが伝わってくる。

それなのに、今もって、国際社会はバラバラで有効な手を打つことができていない。この手のクーデターを失敗に終わらせることは、ただ一つ、 末端の兵士が民衆に銃口を向けるのを止めさせることだ。それは歴史が証明している。だから、国際社会は兵士個人個人に 向け、自国民に銃口を向けることをやめるよう強いメッセージを一刻も早く発することが重要だ。それにはSNSという有効な手段がある。


■イスラエルのパレスチナ空爆に思うこと(2021/05/19)

またまたイスラエルがパレスチナへ軍事攻撃を始めた。中東では最大最強の軍事力を誇るイスラエルと最貧弱小のパレスチナとでは 虎と子猫のケンカだ。パレスチナの民衆に多くの死傷者が出ることは確実だ。これは戦争ではなく虐殺だ。

かつて自分たちユダヤ人がヒットラーにやられたことと同じことをパレスチナにやっているのだ。それに気が付いて欲しい。 なぜか、どこのマスコミもそれを報道しない。 イスラエルは世界でもトップ10に入る優秀な国だ。ITはもちろん、科学技術も情報収集能力もピカイチだ。 そんな国だから、パレスチナ相手に軍事力を行使しなくても、情報戦で十分目的を達成できるはずだ。

おそらくネタニヤフが次の選挙で勝利するためのものだろうが、こんなことをやっていては「命のビザ」を発給した杉原千畝も 悲しむだろう。


■米軍のアフガン撤退に思うこと(2021/05/09)

CNNによると、先月、中東アフガニスタンから米軍が撤退を始めたと云う。2011年から20年間続いた戦争に 終止符を打ったと云うことだ。これの意味することは、表向きの理由はどうあれ、米軍の全戦力をアジア、すなわち、 対中国に集中させようと云うことだ。

習近平は米国を本気にさせたと云うことだ。そして、イスラム過激派の脅威は中国の驚異の比ではないと判断したのだ。当然だ。

中国を考える上で、気を付けることがある。共産党員と中国人民を一緒くたにしてはいけない。9千万人ほどの共産党員が その他の13億人の民を統治していると云う奇妙な国だ。ウイグル族へのジェノサイド、チベットや香港への弾圧がそれだ。そして、 その共産党員を牛耳っているのが習近平と云う独裁者だ。毛沢東に憧れている異常者だ。時代錯誤も甚だしい。また、 中国軍である人民解放軍は習近平1人のための軍隊であり、人民を護る軍隊、いわゆる、国防軍ではないと云うことだ。 1989年の天安門事件がそれを証明している。

一人の人間、生身の人間が長期に亘って大国を支配するのは不可能だ。かつてのソ連崩壊がそれを物語っている。


■ワクチンを作れない日本に思うこと(2021/04/21)

一応、世界第3位の経済大国であり、世界有数の科学技術国であるはずの日本が対コロナワクチンを作れないのは「国民の平和ボケ」が原因だ。 予算がない、治験ができない、製造施設がない等々の以前の問題だ。

昨年、イージスアショア計画がブースター落下問題で中止されたのと被って見える。近隣の反日国からの核ミサイルを 迎撃する目的で配備される弾道ミサイル防衛システムがイージスアショア計画だ。迎撃ミサイルの燃料を使い切った軽車両ほどの残骸(ブースター)の 落下を恐れた住民の反対で中止になてしまった。核爆発の被害と比べたら微々たるものだ。まさに「国民の平和ボケ」だ。 副反応を恐れて、ワクチンを作らなくなったのと同じ構図だ。

戦後一貫して国防を米国に頼り、いつの間にか細菌兵器(ウィルス)に対する国家の危機管理意識が 欠如してしまったのだ。かつては優秀なワクチン生産国だった。しかし、時に重篤な副反応が起き、国に訴訟が起こされ、 敗訴が続き、国がワクチン政策をストップしてしまった。副反応のないワクチンなど存在しない。一度ストップしてしまったワクチン生産は すぐには復活できない。その結果が今の日本の混乱を物語っている。

それに比べ、僅か1年以内で実用化できる対コロナワクチンmRNAを作ってしまった米国は凄い。ワクチンの実用化には10年を要すという従来の概念を 根底から覆してしまった。そのmRNAワクチンはノーベル賞10回分に相当する世紀の大発明と思う。平和ボケの日本では到底発想できない代物だ。


■「第4波」に思うこと(2021/04/15)

ワクチン接種は遅々として進んでいない。これが進まない限り、今後数年間は第10波、第20波と同じことの繰り返しだ。 現時点の世界のワクチン接種率を見ると、イスラエル60%、イギリス50%、アメリカ35%、フランス15%だ。イスラエルと イギリスはワクチン効果で急速に日常が戻りつつある。それにアメリカが続く。それに対し、我が日本は僅か1%未満だ。 発展途上国並み、国家存続の危機にある。

それなのに、相も変わらず日本医師会と知事たちは「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」と云う一時しのぎだけで、 経済活動ばかりを抑え込もうとしている。短期戦なら、それも良しだが、 長期戦が確実視されるコロナとの戦いでは、経済活動ばかりを抑え込んでいては、経済や医療の崩壊だけでなく、 国そのものが崩壊する。そして、国民のメンタルもだ。この体たらくだと、コロナ後、日本はアジアの最貧国に陥るだろう。

そんな中にあって、唯一政府だけが、何とか経済も動かそうとする真っ当な、且つ、現実的な動きが見て取れる。 ところが、また、ここで足を引っ張るのが庶民の味方ぶったマスコミと野党だ。最低だ。

今、大切なことは、日本医師会は政府と共に国産ワクチン開発に全力を集中すべきだ。同時に、 政府はあらゆる手段を講じ、ワクチン入手に力を入れるべきだ。売ってくれない西側のワクチンに拘らず、臨機応変にロシアとも ワクチン交渉を始めるべきだ。国家の存続を最優先すべきだ。そして、我々国民は「平和ボケ」から脱却し、勇気を持つことだ。 副反応ごときで騒ぐべきではない。


■深刻なワクチン不足に思うこと(2021/04/02)

1年以上経つと云うのに、マスコミは相も変わらず感染者の数字ばかりを流している。数字に一喜一憂するだけでは、 終わりは見えない。肝はワクチンの入手だ。

今、大切なことは、ワクチンの接種状況や入手状況を正確に、そして、頻繁に流し、国民だけでなく、政治家や日本医師会にも、 その意識を高めることだ。安易な緊急事態宣言を繰り返し、経済活動ばかりを押さえつけていては、1~2年後には医療も介護も 立ち行いかなくなる。経済が死ねば、医療も死ぬ。

片や、イスラエルではすでに国民の50%以上がファイザー製ワクチンの2回接種が完了し、経済活動は大きく回復し、 かつての日常が取り戻しつつあると聞く。まさにワクチン効果だ。しかし、日本のワクチン2回接種率は僅か0.03%、 人数にして3月末で12.5万人、お粗末だ。 このペースだと優に10年はかかるだろう。その間に、経済も、医療も、国民のメンタルも崩壊してしまう。

これらの状況を鑑み、入手困難な西側のワクチンをじっと待つよりも、一刻も早く、ロシア製ワクチン「スプートニクV」の購入を 始めた方がいい。すでに、英医学誌が予防効果91%超の有効性確認しており、韓国でも有効性を確認し、近々に国内で委託生産を始めると云う。

今、欧州でもワクチン不足が深刻化しており、英国やフランスやドイツでも「スプートニクV」の導入に前向きだ。 そんな中、日本政府としては、彼らに先駆けて、導入を決断して欲しいものだ。世界中探しても、100%完璧なワクチンなど存在しない。


■ワクチン配分に思うこと(2021/03/08)

ワクチン配布に関し、国は全国の医療従事者の次に全国の高齢者へ万遍なく配ろうとしている。一見、平等で 理に適っているように思えるが、コロナを一刻も早く終息させるには正解とは思えない。

最善のワクチン接種方法は、全国の医療従事者の次は人口密集地、すなわち、一都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)と 関西圏(大阪・京都・兵庫)と愛知と福岡に集中して、年齢に関係なく全員へスピーディに接種した方が効率的だ。 なぜなら、地方の感染者数は十分に少ない。人口密集地を抑えることで、 結局は地方もより早く救うことになるのだ。

そうすれば、医療ひっ迫もすみやかに終息し、経済も回せる。何をやっても足を引っ張るだけのマスコミの遠吠えなど 無視すればいい。


■コロナが炙り出した真実に思うこと(2021/03/07)

図らずもコロナは日本が先進国ではなかったという真実を炙り出した。

未だにワクチンも作れない、ITはぼろぼろ、欧米と比べ2桁も少ないに感染者数にも拘らず医療ひっ迫を1年間も叫び続けている。 国民に自粛を強要するだけで、無策極まりない。この体たらくでは決して先進国とは呼べない。

東京都も1年前から医療ひっ迫を叫び、都民に自粛(緊急事態宣言)ばかりを押し付けている。リーダーに知恵と勇気が 欠落しているからだ。聖域と称し、腐り切った利権の巣窟(日本医師会と厚労省)と対峙し、さっさと東京ドームを貸し切って、コロナ専用病棟として 仮設テント村を作ってしまうべきだった。そうすれば、コロナ最前線の医療従事(医療ひっ迫)を救うだけでなく、経済も回すことができ、 倒産や失業者を抑えることにつながる。何と言っても、ニューヨーク、ロンドン、マドリード、パリ等々に比べて、感染者は圧倒的に少ないのだから。

ニューヨークを始め、多くの都市でこの手の対策をとっている。誰が考えても当然の策だ。 極め付けは中国で、武漢に10日ほどでコロナ専用病院を建ててしまった。そして、あっという間に抑え込んでしまった。 好き嫌いは別にして、コロナと云う賢い感染症にはあれくらいの思い切った力技が必要だ。


■黙食、黙飲に思うこと(2021/01/30)

コロナ過も2年目に突入した。ここに来てようやくワクチン接種が見えてきたが、いつ終息するかは誰にも分からない。 世界中の誰もがここまで長引くとは思っていなかっただろう。さらに長引けば、消滅する産業も出て来るだろう。 メンタルをやられる人も増えるだろう。

そんな中、福岡のカレー店主が考え出した「黙食」というキャッチコピー、 まさに的を得た非常にいい言葉だ。それにシンプルで誰もが理解しやすいので、実践も容易だ。「3蜜」に匹敵する素晴らしいキャッチコピーだ。 子供の頃、親父に「メシは黙って食え」とよく言われたものだ。また、学校給食で「静かに食べなさい」と先生に指導されたものだ。 今思えば、それなりの意味はあったのだ。皆が2週間「黙食」「黙飲」を実行できれば、コロナは終息に向かうだろう。 そして、飲食店も営業ができ、go toも止める必要がない。

世の中、無責任なコロナ情報が多すぎる。にわか仕込みの芸能人やアナウンサーは黙っていて欲しいものだ。 アナウンサーは正確にデータを伝えてくれればいい、私見は不要だ。


■マスコミの限界に思うこと(2020/11/02)

昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、河井克行元法相が選法違反罪に問われた。このようなケースで いつも思うことがある。それは、最も非難されるべきは河井元法相(不祥事を起こした政治家)ではなく、 彼に1票を投じた広島の選挙民だ。政治家の振る舞いには、1票を投じた選挙民に任命責任がある。 マスコミ(TVやラジオや新聞)は当の政治家を厳しく断罪するが、選挙民には一切触れない。あの週刊文春でさえ、 全く触れたことがない。

また、今回のケースにおいても、マスコミは時の安倍総理に対し、法相の任命責任を厳しく問うが、 肝心の選挙民の任命責任は全く問わない。触れもしない。不公平だし、狡い。このような不公平を昔から平気で 幾度となく繰り返しているのが日本のマスコミだ。民間のマスコミは商売だから仕方ないとしても、せめて、 公共放送であるNHKは「選挙民にも責任がある」としっかり公言して欲しいものだ。これをやらないと、 いつまでたっても、同じことの繰り返し。すなわち、政治家の不祥事は繰り返される。しっかりしろ、マスコミ。


■日本国憲法改正に思うこと(2020/08/29)

昨日(28日)、安倍総理は持病の潰瘍性大腸炎の再発で、突然に総理大臣の辞任を発表した。

安倍総理には、憲法改正、特に9条の改正をやってから辞めて欲しかったのだが、残念だ。 現状では、憲法改正を政治日程に載せられるほどの器の大きいリーダーが出て来る可能性は皆無だ。

世界広しと云えども、国軍を保有しない独立国家はない。自衛隊を国軍として憲法に載せるのは当然だ。 何も戦争を肯定している訳ではない。一人前の独立国になるためにも、国軍は必須だし、他国に対しての抑止力にもなり得る。 もし、憲法に自衛隊を国軍として明記していれば、北による日本人拉致事件は起こらなかったと思う。

現在の日本国憲法は、終戦直後、日本が2度と米国に歯向かうことのないようにと米国が作った憲法だ。 そんな憲法でも、それをバイブルと崇める憲法学者が先頭に立って、改正に反対するのは当然だ。彼らは憲法は護るが、 国民を護る考えは持たない。憲法オタクだ。

また、日本のミサイル防衛政策において 「中韓両国の理解が必要ではないか?」と河野防衛大臣に問うような平和ボケのマスコミ、それに勉強不足の政治家たち、 さらに、反日国家の中国と韓国、それに同盟国米国にとっても9条は都合の良い憲法だ。

これら抵抗勢力を思うに、平時に日本人の手による憲法改正は困難と思う。唯一、日本国憲法を改正できるのは、 米国だけだろうと常々感じている。或いは、中国が尖閣を取りに来た時だ。


■お盆の帰省に思うこと(2020/08/07)

お盆に帰省するか、しないかは、個人の自由で、お上が口出しする問題ではない。 日本は共産党独裁国家ではない。

なぜ、お上に帰省自粛のガイドランを決めて欲しいのか、その弱っちいメンタルが理解できない。 いつから日本人のメンタルはこんなに弱々しくなってしまったのか。

先ず最初に冷静さを欠いたワイドショーが 「政府が帰省自粛のガイドラインを出すべきだ。」と社会不安を煽った。 現に、陽性者数は増えているが、重傷者や死亡者の数はほとんど増えていない。この部分を考えて欲しい。 日本は絶対に欧米の様にはならない。

コロナ禍において、日本人は「自分でモノを考える」ことを放棄してしまったように思える。 感染対策さえ怠らなければ、人の移動には何の問題もない。この弱っちいメンタルでは、after コロナ、すなわち、 今後のコロナとの共存社会を生き残るのは難しいだろうと感じる。


■「コロナの亡霊」に思うこと(2020/07/21)

7月17日、新型コロナウイルスの感染者が東京で293人報告され、2日連続で過去最多を更新した。それを受け、 政府が22日から実施予定の経済復興策「go to キャンペーン」で、東京都を外し、結局、骨抜きになってしまった。 問題なのは、旅行(人の移動)自体が悪ではなく、それに伴う感染対策を怠ることだ。

293人という「コロナの亡霊」に 脅えたTVやラジオのメディア(無責任な専門家やコメンテイター等々)が冷静さを欠き、自爆してしまった。 それを観た多くの国民、地方の組長、そして、政府も自爆してしまった。常日頃、今後の世界は「with コロナ」と 言いながら、過去の日常(コロナゼロの世界)でないと動けないのだ。 「go to キャンペーン」の中止は「コロナの亡霊」、すなわち、人災だ。

まるで人の移動が諸悪の根源のようにメディアは叫んでいるが、それは間違いだ。公共放送であるメディアは、 如何に感染対策が大切か、どんな感染対策が必要かを具体的に、かつ、丁寧に説くべきだった。そして、 「go to キャンペーン」は当初の計画通り実施すべきだったと思う。

日本人の国民性と生活様式を思えば、欧米の様なコロナ禍には絶対にならない。 「コロナの亡霊」に踊らされる人災の方が問題だ。


■近頃の「考えない人々」に思うこと(2020/07/06)

近頃は、老若男女、年齢や世代に関係なく、自分の頭で物事を考えない人々が多くなったと感じる。 そして、自分の考えや行動よりも、スマホ片手にネット上の情報や評価ばかりを気にしている。

かつては、事に当たって、先ずは自分の頭の中で考えたり、瞑想したり、直感に頼ったりして、自分なりのベストの解を 導き出していた。ところが、近頃では、考えるより前にググって、解を得て、それで納得してしまう。だから、 人々の考えや価値観や行動が画一的になり勝ちだ。なぜなら、情報元が同じだからだ。

現在、googleなどの便利な検索エンジンができた結果、人々はモノを考えることをやめてしまった。 今回のコロナ禍では、それが顕著に表れていると感じた。人々はネット情報に操られ、 鵜呑みにし、従うことで安心感を見出している。非常に危険だし、愚かだ。

インターネットもAIも大切だが、先ずは自分の頭で考えて、判断して欲しい。


■北朝鮮拉致被害者、横田滋さんの死に思うこと(2020/06/12)

6月5日、横田さんが老衰のため87歳で亡くなられた。そして、その息子哲也さんが マスコミの政権批判に対し、筋の通った怒りをぶつけた。

哲也さんは、問題なのは「安倍政権」ではなく、「40年間何もしてこなかった政治家や、北朝鮮は拉致などしていないと言い続けたメディアである。」と、さらに「何もやってない人が政権批判をするのは卑怯だ」と非常に厳しい口調で 政治家やメディアやコメンテーターを批判した。まさにその通りだ。

我々は北朝鮮による日本人拉致事件に関して、1985年頃から約35年間ウオッチし続けている。 インターネットも なかった頃からだ。 その当時は、金日成の時代だ。マスコミが騒ぐずっと前のことだ。その後も、政権政党の自民党も野党第1党 の社会党も、また、NHKを始め、朝日・読売・毎日の3大新聞も「北の拉致」などありえないと云う立場だった。

田中角栄の後継者であり、 自民党のドンと云われた金丸信に至っては、北のマスゲーム歓迎で感涙するほどの新北派だった。 社会党(社民党の前身)党首土井たか子は社会党は北朝鮮労働党の友好党であると 公言してはばからなかった。 2人ともノー天気なアホだ。百人以上の日本人が拉致されていると云うのに、だ。政治家の資格はない。有権者の責任も重い。

そして、2002年9月17日に衝撃的な小泉訪朝が実現したのである。安倍も随行し、良い仕事をした。これは日本が 北と行った 唯一のまともな外交であった。そして、5人を取り戻した。通常、タフな外交交渉には軍事力の後ろ盾が 必須だが、この時は経済力(1兆円の餌)だけで勝ち取ったのである。 そして、この小泉訪朝を機に、すべての マスコミが掌を返したように拉致問題の報道を一斉に始めたのだ。これには違和感を覚えたものだ。今なお、 推定拉致被害者も含めると900人ほどの日本人が北に拉致されていると考えられている。

今後の展開として、2002年に帰国している5名が前面に出て、政府と共に活動する以外に策はないように思える。 辛いだろうが、彼らが声を上げねば、政府だけでは先に進まないように思う。


■230兆円を超える巨額のコロナ対策費に思うこと(2020/05/31)

27日、政府はコロナ対策に230兆円を出すという、すごいカネだ。昨年度の日本のGDP(国内総生産)の4割に当たる額と云う。GDPとは、 国内の企業・商店・個人の 儲けの合計金額だ。昨年度は約550兆円だ。その4割に相当するカネをコロナ対策費だけに つぎ込むと云う。コロナ災禍に赤字国債を発行してお金をつぎ込むのは正しい政策だ。誰も文句は言うまい。

でも、 GDPの4割は大きすぎる、びっくりだ。世界中を見渡してもGDPの4割ものカネをコロナ対策につぎ込む国はないだろう。 政府に財政健全化のタガが外れてしまったように感じる。国民はカネをくれと言う、国民のご機嫌取りの コメンテーターもカネを出せという。その圧力に政府が負けたと云う構図だ。赤字国債は麻薬ようなものだ。

今、幾ら支援しても、コロナ後にすべての企業や商店が生き残るとは思えない。多くが倒産するだろう。その結果、 不良債権が発生する。その規模は30年前のバブル崩壊で生じた不良債権額とは比べ物にならないほどの巨大な額に なるだろう。そして、倒産で苦しむのは、国や銀行だけはない、結局は債権者が一番悲惨な状況に陥る。その場合の 自殺者数はコロナの比ではない。

片や、現在、日本の赤字国債(借金)は約1100兆円ある。幾ら国内で購入できていると云っても、現在の赤字国債額 はGDP(約550兆円)の約2倍だ。世界を見渡しても、ダントツで悪い。これほど財務状況の悪い日本がコロナだけに 230兆円もの対策費は多すぎないだろうか?例えば、米国や英国の国債発行額はDGPと ほぼ同額だ。ドイツのそれはGDPの約7割と云う低さだ。

しかし、このツケは、コロナ後に子供や孫が負うことになるのだ。 この調子で発行し続けると、財政破綻し、外国資本による日本買いが起こるだろう。 具体的には、電力・鉄道・郵便などの主要インフラが外国資本に買いたたかれると云うことだ。 警鐘を鳴らすべき役割のマスコミも、国民のご機嫌取りに走っている。一緒になってカネを出せと叫んでいる。 なぜか、経済や金融の専門家は口を閉ざしている。

海外のようにスピード感をもって、支援金を配布できれば、半額の対策費で済んだのではなかろうか? 日本の持続化給付金も未だに配布が完了していない。アメリカやフランスでは申請後、数時間で振り込まれたと 云う。因みに、カネと云うものは、額は同じでも、 素早く手に入る方が遥かに価値は高い。入手に時間を要するカネは価値が半減してしまうものだ。 それがカネというものだ。


■記者会見で見るマスコミ人のアホさ加減に思うこと(2020/05/29)

安倍総理の「緊急事態宣言発令や解除」や小池東京都知事の「感染爆発の重大局面」等々の国家の一大事とも 言える重要な記者会見場におけるマスコミ人たちのアホさ加減には腹が立つ。

司会進行係に指名されると、どうでもいいような質問を立て続けに2つも3つもする。だから、国民が 最も知りたい肝心の質問ポイントがぼやけてしまう。この体たらくに、観ている方は毎度ガッカリだ。 このような重要な会見場では、各記者がそれぞれに的を得た質問を一つづつするのが懸命だ。 しかも、司会進行役が「質問は一人一つで」と繰り返し念を押しているにも拘わらず、だ。聞く耳を持たないとは このことだ。学業は優秀だったと思うが、実社会ではアホとしか言いようがない。


■コロナ、平和ボケに思うこと(2020/05/12)

突然のコロナ危機に対して、政府とコロナ対策専門家チームはよくやっていると思う。現在の感染死者数の低さが その優秀さを物語っている。また、細々あっても各知事たちが上手く対処できているのも政府と専門家チームの方針を軸に 対応しているからに他ならない。

世界のコロナ感染死者の数字を見れば、日本の専門家チームの優秀さは一目瞭然だ。アメリカは約8万人、 イギリスは約3万人、 イタリアも約3万人等々だ。世界全体では28万人を突破した。それに比べ、日本には PCR検査キットが十分でないにも係わらず僅か650人ほどだ。PCR検査キットが少ないのは、近年、感染症との 本土決戦を経験したことがないためで、我々国民が平和ボケに陥っていたからだ。国民の反省点だ。

片や、何の責任も権限もない左派野党やマスコミ、それに一夜漬けの知識しか持たないワイドショーのコメンテーターや タレントたちが、したり顔でTVやラジオを通して政府や専門家チームを批判するのは、滑稽以外の何物でもない。 そんな彼らに扇動されて、受け売りで、にわか評論家となって安易にSNSを使い、これまた政府や専門家チームを 批判している輩が多々いる。救いようのない平和ボケだ。コロナ危機の原因は、政府や専門家チームではなく、 コロナウィルスだ。無責任なマスコミやネットに踊らされるのではなく、自分の頭で考え欲しい。

また、消費税の10%ごときに目くじらを立てて騒ぐくせに、コロナ危機に際しては、カネをくれ、と政府に泣き付く。 虫が良すぎる。恥ずかしくないのか。せめて、支援金の代償として、今後、消費税20%払うので、この度の穴埋めに充当して 欲しいぐらいのことを云う気骨が欲しい。

幸いなことに、日本は赤字国債が発行できる国だから国民にカネを 配ることができるのだ。大平正芳に感謝しろと云いたい。しかし、国債発行も一線を越えると、電気や鉄道などの 国内の主要インフラが外国資本に買われてしまうと云う最悪の結末を招くので要注意だ。国家のカネは無尽蔵ではない ことを政治家やコメンテーターは知るべきだ。

そして、これを機に消費税を25%に上げ、10年後に襲ってくるであろう未知のウィルスに対して、医療の充実を 図っておくべきだ。安易な国民のご機嫌取りは止め、これくらいのことを主張する勇気(骨)のある人間が出てきてい欲しものだ。

今や、世界はコロナ対策を理由に国家が国民行動の監視を強めている。中国や韓国等々のアジア諸国、ロシアを 含む旧東欧諸国、 それにアフリカや南米や中東諸国等々の約40か国に上る。さらに、時限立法とは言え、 イギリスやフランスも、だ。それに比べ、日本は強制力のない自粛で対応できている素晴らしい国だ。自粛だけで、 第2波第3波までも抑え込みたいものだ。


■コロナ、有事に思うこと(2020/04/18)

4月7日、政府の緊急事態宣言発令で、一気に有事(戦争)に入ったと感じた。新型コロナウィルスとの戦争だ。戦争と云えば、 かつてソ連と冷戦中だったケネディ米国大統領の名言「我が同胞アメリカ国民よ、国が諸君のために何が出来るかを 問うのではなく、諸君が国のために何が出来るかを問うてほしい。」を思い出す。

今、我々国民ができることは単純明快だ。すなわち、「家にいろ!」「3蜜を避けろ!」「社会的距離を保て!」 「ケガをするな!」「風邪をひくな!」「事故を起こすな!」等々だ。

現在のコロナ危機で、何の権限も責任もない立憲民主党や共産党などの左派野党(特に鳩山民主党の残党議員)や ワイドショーが政府に 「カネを出せ!」と要求ばかりを連呼しているが、そんな彼らに聞かせたいケネディの名言だ。彼らに 「政府のカネは国民の税金だ、財源の原資を考えろ!」 「赤字国債を発行し過ぎると、孫子の代の日本がどうなるかも考えろ!」と言いたい。

日本が赤字国債の発行で資金を調達できる国でよかったと切に思う。今は赤字国債に頼る時だ。初の赤字国債発行の際、 大平正芳は「万死に値する!一生かけて償う」と発言したが、今となっては感謝だ。 赤字国債の発行できない国にとって、コロナとの長期戦は厳しいものになるだろう。


■コロナ、目に見えない恐怖に思うこと(2020/03/21)

コロナ、目に見えない恐怖、2011年3月11日に発生したフクシマの放射能の恐怖とどこか似ている。

19日、新型コロナウィルスの現状や今後の対策の在り方等々に関する専門家会議が開催された。その結果は、 予想通り、引き締めの意味を込めて現状キープと云う見解だ。専門家の立場では、最初からこれ以外の見解はないと思っていた。

専門家が安全宣言が出せるのは、2つのケースしかない。世界中の国々からコロナの脅威が全てなくなった時と ワクチンが登場した時だけだ。だから安全宣言は1年先になるのか、2年先になるのか、もっともっと先になるのか、 誰にも分からない。欧米の現状を思えば、まだまだ先は遠い気がする。それに、中国も再発が心配だ。

彼らの云う究極のリスク回避は、コロナの脅威が消えるまで、全ての活動を自粛して家の中でじっとしていると云うことだ。 コロナだけを思えば、そうだろう。しかし、社会活動を思うと、コロナから逃れているだけでは生きていけない。

それでは経済が止まり、会社の倒産、解雇による失業者の増加等々、経済的理由から自殺者が急激に増えるだろう。 因みに、昨年の国内自殺者数は 約20000人で、その内、経済的理由によるものは約3500人と云う割合の高さだ。このデータからみて、経済が止まると 自殺者数はコロナによる死亡者数とは桁違いの大きな数字になるだろう。そうなると、国家としての社会的なリスクが グンと跳ね上がると云うことだ。どちらも、かけがえのない命だ。バランスが大切だ。ここから先は政治判断に 委ねるしかない。

我々平民としては、安全宣言が出されるまで、長期戦を視野に入れ、冷静にコロナと付き合いなが暮らしていくしかない。 生きていく上でのリスクはコロナだけではないことも十分に承知する必要がある。


■政府の新型コロナウィルス対策に思うこと(2020/02/29)

安倍政権の対応は非常に良くやっていると思う。現実を踏まえた具体的な対応を取っていると思う。 自分に置き換えてみるとよく分かる。

片や、冷静さを欠いて、国民を混乱させ、風評被害を撒き散らせている主犯はラジオとTVワイドショーだ。MC役のタレントが安全な スタジオからしたり顔で恐怖を煽るだけだ。それにコロナと云う国難に当たっても、政府の揚げ足取りばかりの野党、 この期に及んでも「桜」しか論じない野党、最低だ。今は国民のため政府野党が一丸となって事に当たる時だ。さらに、 現状では出来もしないことをしたり顔で批判ばかりの専門家も害だ。理想論ではなく、現実的な対策を提案してみろと 言いたい。これら3者がコロナ封じ込め対策の3大抵抗勢力だ。

当初は政府によるグルーズ船内の乗客の拘束を批判し、その後、感染者が増加すると感染対策が甘いと批判を 繰り返す。無責任極まりない。この種のケースでは全ての人の人権を尊重していたら大局的見地からリスク判断ができない。すなわち、 封じ込めはできない。ある程度の犠牲は致し方なしだ。「1を捨てて9を取る」、ここがリーダーの孤独で辛いところだ。

未知のウィルスが故に政府は試行錯誤をしながら対応するしかない状況。さらに、船内という閉ざされた空間に 雑多な国籍の年配者が3700人もいた最悪の状況だ。特効薬はない。それに対応する医師、看護士、スタッフの数が 圧倒的に足りない状況だ。彼らが幾ら頑張ても、診察には限界かある。その状況下、最悪の専門家が現れた。 船内の内部告発動画をYOUTUBEにアップした神戸大学感染症内科岩田健太郎教授だ。「百害あって一利なし」の軽率な 行為だ。結局、その後の政府戦略に狂いが生じることになったはずだ。

政府は感染拡大を防ぐため、2月26日の大規模イベント中止要請に続き、27日には小中高校と特別支援学校を 3月2日から春休みまで臨時休校を要請した。適格な対応だ。四の五の言う平民は放っておけばいい。 いちいち対応していたら封じ込めはできない。今、そこにある危機の大きさが理解できていないのだ。それにしても、 今が、かつての幼稚園児率いる民主党政権でなかったことはラッキーだ。


■新型コロナウィルス出現に思うこと(2020/02/08)

新型コロナウィルス出現は、まさに青天の霹靂、習近平にとって悪夢の出来事だっただろう。 インターネットの発達と 共に発展してきた中国。かつては最貧国だった 中国が脇の甘いオバマ大統領時代に米国の科学や軍事の最新技術を好き放題にハッキングし、僅か10数年と云う 短期間で世界第2位の経済軍事大国に成長した。よって、インターネットなくして、今の中国はないと云っても過言ではない。

さらに「千人計画」と称して、海外、特に米国の優秀な頭脳を潤沢な 資金でハンティングしてきた。また、金融、 特に外貨獲得のための証券業務に関しては、多くの中国人が日本の証券会社で学んだ。そして、 現在では「一帯一路」という壮大な世界戦略を推し進めている。今後、新たにHuaweiの5G構想とデジタル人民元構想の 2大世界戦略が達成されれば、世界の覇権は米国に取って代り、中国が握ることは疑う余地がない。5Gに関しては、 米国、豪州、日本の3か国以外はHuaweiを採用することでほぼ決まっている。

しかし、ここにきて、新型コロナウィルス という異次元の内なる脅威が出現した。昔から何が起こるか分からないのがチャイナリスクと云うものだ。 その初期対応で習近平は隠ぺいと云う独裁者が故の脆さを露呈した。 14億の民は中国発展の原動力だが、 事ウイルス蔓延に関してはその0.1%でも140万のリスク要因となり得る。 今後の長期的な発展の流れは変わらないと思うが、世界最大の独裁者と云えどもひとりの人間だ。 「一寸先は闇」がある。世の中、 何が起こるか分からないものだ。


■香港民主化デモに思うこと②(2019/12/09)

長引く香港民主化デモから中国(北京政府)について、世界は多くのことを学んだ。それは習近平の異常なともいえる 覇権主義だ。習近平はオバマ大統領時代に自国の安価な人件費を武器に対米貿易で大量の米ドルを貯めこんだ。さらに、 優秀な人材の引き抜きとサイバー攻撃で最新技術をいとも簡単に手に入れた。それらを元にわずか10年ほどで米国を 凌駕するほどの経済、および、軍事大国になってしまった。力の外交を放棄したオバマが今の中国リスクを作った と言っても過言ではない。

さらに、2013年から「一帯一路」というダイナミックな世界戦略構想を打ち出し、中央アジアを経由して ヨーロッパまで、さらに東南アジアを経由してアフリカまでの国々を中国の経済圏(支配下)に取り込もうとしている。 並行して、グロックチェーンを導入し、米ドルの影響力をも排除しようとしている。独裁国家ならではの、何とも壮大な 戦略だが、すでにほころびが出始めている。身の丈を超えた領土拡張は失敗する。これは歴史が証明している。

今、 香港民主化デモを見て、NATOもアジア諸国も習近平の覇権主義に脅威を感じ始めてきた。はからずも香港デモが習近平の本質を 炙り出したのだ。思うに、世界的な大企業でない限り、目先のカネだけで、日本企業は中国へ進出するのはやめた方がいい。 現地企業と訴訟沙汰になれば、日本人社員は人質となり、帰国できない。そんな人は多い。また、先日の北大教授拘束事件が 示す通り、北京に意見を持つ人も行かない方がいい。理由なく拘束される。

世界第2位の経済大国ではあるが、 法治国家ではない。憲法の上に共産党があることを肝に銘じておくべきだ。そして、今では習近平ひとりのための共産党である。 北朝鮮の金王朝と何ら変わらない。そして、日本政府は国民を護れない。


■香港民主化デモに思うこと(2019/12/06)

今の香港民主化デモ騒動を見ていると、北京政府は、香港にかつての国際金融センターとしてのブランド価値は なくなったと判断したようだ。そして、民主化デモが発端となって北京政府が一国二制度という幻想で香港市民と台湾と 国際社会を長年欺いてきたことが公になってしまった。

1997年の返還当時から香港は中国と海外企業とを結ぶ中継地として 存在感を示していた。具体的には、主に中国企業の新規株式公開による海外投資家からの莫大な資金の調達、そして、 それを中国国内に還流し、成長していったものだ。これを可能にしたのも、中国国内で香港証券取引所が唯一 国際会計基準が採用されていたからだ。

しかし、今や上海証券取引所や深圳証券取引所が台頭し、香港を それほど必要としなくなってきた感がある。さらに、世界第2位の経済大国となった今、香港の必要性が 低下したのも事実だ。それに、香港は2047年には一国二制度の期限が切れ、中国の一都市になるとことがはっきりしている。 北京はそれを見据えている。それを思うと今の民主化デモは空しい。


■昨今の気象に思うこと(2019/11/15)

ここ1~2年の間に日本の気象は大きく変わったと感じる。南の島のそれと似てきたと感じている。それは異常気象ではなく、 すでに当たり前になったと感じる。だから、人間の側がそれを肝に銘じ、早急に対応しないと年々災害の規模が 拡大する。

今月11日、米格付け会社が今年の台風15号(9月発生)と台風19号(10月発生)による保険金支払額が 2兆円を超えるだろうと云う。というこは、保険の利かない被害を合わせると被害総額は5兆円くらいになるだろう。 政府でも赤字国債を発行しないと手当できない額だ。インフラや資産の被害だけでなく、もっと深刻なのは被災者の精神的苦痛だ。

さらに、その2日後(13日)、米国オレゴン州立大が「人類は地球温暖化による『気候の緊急事態』に直面しており、 このままでは経済や社会に破局的な影響が生じる」と恐ろしいレポートは発表した。同感だ。昨年と比べ、 今年11月の暖かさを思うだけでも、そう思う。数字ではなく肌で温暖化を感じる。今年は春先から明らかに暖かい。 恐ろしいスピードで温暖化が進み、気象は激変しつつあると思う。

しかし、人類が短期間で温暖化を抑え込むのは 不可能だ。人間ができることは価値観を変え、壊れた家屋や堤防を修復するという考えは捨て、もし可能であれば、 思い切って住む場所や家屋の材料を変えることを検討すべきだ。来年以降、もっと大きな台風が来ると考え、 対策をとった方がいい。生き残るためには、人間の側が考え方を変える必要がある。行政に判断を仰ぐのではなく、 自分の感覚で判断し、素早く行動するのがいい。

昨年10月今年10月と2年連続で大型台風の被害を受けたサイパン島民は、 どうせまた台風が来るなら、お金をかけて家屋を改修するより、このままテント暮らしでいいやと云う風潮が 広がっている。テントなら畳んで、すぐに避難でき、ダメージがほとんどない。因みに、以下は昨年10月に サイパンで我々が体験した瞬間最大風速80mのスーパー台風の動画です。この体験で得た教訓は「逃げるしか手はない」です。


■イスラム国ISと軍事大国中国を作った男に思うこと(2019/11/08)

10月30日、米国防総省はIS最高指導者アブバクル・バグダディを殺害したと発表した。しかし、 混沌とした中東にISが生まれる状況を作ったのは米国オバマ大統領だ。オバマが「軍事力を行使しない」と宣言し、 まだまだ混沌極まりないイラクから米軍を撤退させたのが原因だ。だから、ISはオバマが作ったと云っても過言ではない。

世界最強の軍事力を持っていても、それを行使しない米国など誰も恐れない。憲法9条を後生大事にしている日本と 似ている。軍事力を行使しろと言っているのはない、軍事力を行使しないと宣言してはならないのだ。 いくら綺麗ごとを並べても、世界の平和は力の均衡で保たれている。外交も背後に軍事力がなければ、勝ち目はない。

オバマは常々「戦略的忍耐」と称して、力の外交を放棄した。そのため、習近平に甘く見られ、あっという間に 南シナ海に取り返しのつかない軍事拠点(人工島)を造られてしまった。さらに、米国へのサイバー攻撃で 軍事機密を始め、各分野の機密情報をもやりたい放題に盗み取られてしまった。それでもオバマは口先だけの 警告しかしなかった。その結果、オバマ政権と云う短期間に中国は米国を凌駕するほどの軍事力と経済力を 身に着けてしまったのだ。それを見たロシアはクリミアを併合し、北朝鮮は核ミサイルを開発してしまった。 すなわち、オバマは米国だけでなく、同盟国の国益も大きく損ねたのである。オバマは米国大統領の器ではなかったのである。 米国大統領がノーベル平和賞などもらってはいけない。


■東京オリンピック、マラソン札幌開催に思うこと(2019/10/31)

札幌開催は反対だ。理由はどうあれ、ここにきて(10か月を切って)ホストシティ東京に全く相談なしにマラソン会場 を変更してしまうなんて、誰が聞いても間違っている。暑い寒いの問題ではなく、無視されたことに怒っているのだ。

ずっと準備をしてきた東京都民にとっては、まさに青天の霹靂だ。それもIOC理事会における札幌決定までのプロセスも 示さずにだ。都民を馬鹿にした話だ。もし、ホスト国が欧州や米国なら有り得ない話だ。さらに、マラソンは オリンピック競技の最後を飾る重要な花形イベントだ。札幌も、現状から判断すれば、即刻に辞退するのが筋だ。

また、日本(東京)の側に付くはずのJOC会長森がIOC側べったりなのが気に入らない。密室で闇取引をやったに違いない。 IOCも森も政府も、決まったのだから従えという。3対1の弱い者いじめにしか映らない。これら3者は小池知事ひとりを 相手に話していると思っているが、背後には我々下々が控えているのだ。東京都民を馬鹿にするな、と言いたい。 そして、自民党と都民ファーストの軋轢が垣間見えるが、そんなものをこの場に持ち込むな、と言いたい。もし、 この暴挙がまかり通るなら、我々東京都民が一矢を報いるには「ちゃぶ台返し」(オリンピックボイコット)しかない。 これがIOCには一番効果がある。

どのマスコミも報じないが、2007年、当時の石原知事が東京へのオリンピック誘致有りきで、 マンモスイベント東京マラソンを立ち上げたのだ。もちろん、オリンピックでのマラソン運営を意識したもので、 IOCへのアピールのためだ。

残念ながら、それまでの東京には公道を使ったスポーツイベントは皆無に等しく、 オリンピックをイメージできなかった。 しかし、それが功を奏し、猪瀬時代にオリンピック開催(2013年)が決まり、その後の舛添時代を経て、 現在の小池知事に繋がっているものだ。すなわち、我々東京都はオリンピックのマラソン開催のために 12年間もシミュレーションをして、経験を積んできたのだ。この経緯を知れば、札幌開催に納得できる訳がない。

さらに、300億円もかけコース上の暑さ対策もやり、夏場のシミュレーションとしてMGCも開催した。 それにドーハと東京とは、その環境が大きく違う。ここにきて、俄然、世界はTokyoを注視している。

下記のサイトから東京都へ自分の意見を発信できます。
都民の声総合窓口


■消費税10%に思うこと(2019/10/15)

今月(10月1日)から消費税が10%になった。今後の日本の介護や医療等々の社会保障費の財源を思うと 消費税を上げるのは当然のことだ。福祉を重視する欧州では20%以上の国も多くある。隣国韓国でも10%だ。 野党は財源の手当て無しに社会保障の充実を叫ぶが、無責任だ。かつての民主党の無能ぶりを思い出す。

政府も弱腰にならず、 すっきり10%統一で徴収すれば良い。その分、社会保障を充実させれば良いことだ。大部分の国民は消費税の必要性を 理解している。深く考えず、税金を支払うのは嫌だが、保障はして欲しいと云う一部の自分勝手人間は放っておけばいい。 彼らに同調するマスコミのご機嫌取りも良くない。無責任だ。自分勝手人間と社会的弱者とを混同してはいけない。

元来、税の徴収は富の再分配あり、富の均一化だ。すなわち、弱者をカバーするためのものだ。何もお上が消費税を搾取するのではなく、 結局は下々に還流されるのだ。預金通帳に眠っている膨大な「死に金」より遥かに有益だ。 竹下政権時代に3%で始まった消費税が30年と云う長い年月を経てようやく10%になったのだ。 混乱など起こりようがない。ご機嫌取りの軽減税率8%の方がよほど混乱だ。


■最初に反日を作った男に思うこと(2019/09/05)

最初に反日政策を始めたのは江沢民だ。中国建国の父である毛沢東、改革開放政策で現在の経済大国中国の礎を作った鄧小平、そして、 その後に最高指導者となったのが上海出身の江沢民だ。2人のカリスマ前任者に比べれば、小物だ。求心力も人民の人気もまったくなかった。 その江沢民が求心力を得るためにとった政策が「愛国主義教育実施要綱」という反日政策だ。

そして、これを機に日本軍による戦争被害の誇張が 始まった。我々がロタ島でトライアスロンを始めた同年(1994年)のことだ。それ以前は、反日政策など云う言葉すらなかった。 政権運営に便利な反日政策はその後の胡錦涛政権、習近平政権に受けつかれた。また、韓国にも波及して、現在の文在寅政権がある。

因みに、 鄧小平の時代には、鄧の求めに応じ、当時の日本経済連が先頭に立ち、多くの日本企業が人・技術・お金で中国の改革開放に尽力したものだ。 この時の日本経済連の援助がなければ、今の中国は有り得ない。この事実をほとんどの中国人が知らないのは残念だ。


■英国のEU離脱(ブレグジット)に思うこと(2019/09/03)

安易に国民投票などするものではないと云うことを世界は英国から学んだ。英国の混迷の度合いは悲惨だ。移民憎しという一時の感情だけで 投票した結果だ。あの時、国民投票などせず、国のリーダー(政治家)が議論を尽くして決めるべき問題であった。そのためのリーダーだ。 安易に国民投票に委ねたキャメロン首相のミスだ。国民の多くがお利巧とは限らない。

元々、欧州共同体(EUの前身)設立の主旨はアメリカ合衆国の巨大経済圏とロシアの軍事的脅威に対抗する ためのものだった。因みに、当時、あの鉄の女サッチャー首相は欧州共同体なるものには否定的だった。この度のブレグジットを予見して いたのかも知れない。なぜなら、EUの中で唯一英国だけが自国通貨ポンドを使い続けて来たからだ。元あった自国通貨をEU通貨ユーロに 変えてしまった国の離脱はもはや困難だ。


■8月28日の小惑星異常接近に思うこと(2019/08/25)

1987年に米国のレーガン大統領とソ連のゴルバチョフ書記長によって締結されたがINF(中距離核戦力)全廃条約をプーチンとトランプが いとも簡単に破棄し、21世紀に入って再び時代遅れの軍拡競争に突入しようとしている。当時、米ソのINF条約締結には多くの尊い犠牲の上に やっと締結された画期的な平和条約だった。

破棄の原因は、米ロともに近年の中国の急速な軍備増強に対応するためだ。習近平は異常なほど 軍備増強に執念を燃やしている。過去のトラウマがあるのだろうが、時代遅れの危険な男だ。しかし、もはや軍備増強で世界の覇権を 握ることなどできない。

人類の真の危機は宇宙からやってくる小惑星だ。3日後(8月28日)に直径160mの小惑星が地球に最接近すると NASAが発表した。その距離わずか7万㎞と云う。もし、これが地球に衝突すれば、被害は核爆弾の比ではない。さらに先月(7月25日)には 地球のすぐそばを直径130mの小惑星が通過していたという。しかし、直前まで誰一人それに気付かなかったのは恐ろしいことだ。 2013年のロシアのチェリャビンスク隕石も大気圏突入まで誰も気がつかなかった。さらに2015年にもハロウィーン小惑星が接近した。 過去、小さな隕石なら地表に無数に降り注いているのが現状だ。かつて地上を支配した恐竜を一瞬に絶滅させたのは、 6600万年前にメキシコに落ちた小惑星(直径10㎞)だ。人類も同じ道を結末を迎える可能性が高い。何事も始まりがあれば、終わりがある。

米ロ中のリーダーは早急にこの事実と向き合うべきだ。人類同士の軍拡などやっている場合でない。かつての恐竜と違い、 人類には知恵と科学技術がある。2016年にNASAが地球防衛軍を立ち上げた。これは世界中の学者たちが知恵を出して、 地球に衝突しそうな小惑星の発見やその回避に力を入れ、小惑星の衝突から地球を守ろうというものた。今、そこにある危機はSFの世界ではなく、 現実の世界だ。先ずは人類ひとり1人がこの事実を認識することが大切だ


■横断歩道に思うこと(2019/08/16)

横断歩道を過剰にゆっくり渡る人が多い。中には歩行者の権利とばかりにわざとゆっくり渡る人もいる。もし、横断歩道をもう少し早く、 サクサクと渡り切る習慣が国民運動として根付けば、ノーコストで交通渋滞解消に大きく貢献する。その結果、自ずとDGPにも貢献する。

特に、 東京などの大都市ではその効果は顕著に表れるはずだ。東京だけでもおそらく十万以上の横断歩道があるだろう。1つの横断歩道で、 1回の信号で、例え数秒でも車両の通行可能時間が新たに生じれば、全体としての効果は絶大だ。横断歩道の数、それに信号の変わる回数、 それらを合計すれば、相当に大きな数字になるはずだ。

東京2020オリンピックで渋滞解消が叫ばれている昨今、横断歩道サクサク運動を 導入したらどうだろうか。国民の意識改革だけで、費用も時間も必要としない。因みに、横断歩道は歩行者にとって無防備極まりない危険ゾーンだ。


■韓国大統領に思うこと(2019/08/13)

韓国の歴代大統領は支持率アップのため反日を利用することは多々あったが、それはパフォーマンスのみで日本に実害を与えることは 決してなかった。それが暗黙のルールだった。

しかし、文在寅は過去の大統領と違って、日本に初めて実害(徴用工問題)を与えた。 間髪を入れず、日本は韓国をホワイト国から外した。韓国の今があるのは、日本のカネと技術(人材の引き抜き)に負う所が大きい。 韓国では大統領から下々まで、この事実を知らない人が多すぎる。財界人以外はこの事実を知らないようだ。今、世界第3位の経済大国と 12位の韓国との違いをはっきり示すほうがいい。

文在寅は吠えるだけで、何一つ対策を示せない。大統領の器ではない。場合によっては、 さらなる一手、金融制裁(送金停止等々)をちらつかせても良い。世代も代わったのだから、もういい加減に過去を乗り越え、 仲良くやった方がいいに決まっている。そのためには韓国人に経済大国日本の実力をしっかりと示し 「ケンカをしても得なことはない、日本を利用しなさい。」と示す必要がある。個人的には韓国人の親友もおり、仲良くしたいし、 決して嫌いな国ではない。


■Facebookの仮想通過Libraに思うこと-part2-(2019/08/09)

Facebookに世界の基軸通貨であるドルの存在が脅かされえることを超大国米国が座視するわけはない。米国には武器として、 ハードとソフトの2種類を持っている。ハードは核を含む軍事力、ソフトはUSドルだ。

世界の貿易の決済はほとんどがUSドルでなされているのが 現状だ。反米の中国もロシアも貿易の多くをドル決済に依存している。ドル決済ということは、具体的は、米国の銀行を経由して資金決済が行われると 云うことだ。だから、中国やロシアに対しても、米国は自国銀行にある彼らの口座凍結や資産凍結、それに送金停止と云う手段で安易に経済制裁を 実施できるのだ。

しかし、仮想通貨が出現するとそれができなくなり、米国の影響力は大きく損なわれることになる。 一企業が米国を敵に回しグローバルな仮想通貨を発行するのは不可能だ。


■Facebookの仮想通過Libraに思うこと(2019/08/06)

訳の分からんブロックチェーンの仕組みを利用した仮想通過などは絶対に成功しない。最大の理由はその仕組みが複雑すぎて ほとんどの人には理解できないからだ。G20出席の各国財務大臣も然りだろう。一握りの天才にしか理解できない代物が通貨として 広く世間に流通するとは思えない。

かつて世間の注目を集めたビットコインは、コインとは名ばかりで、今では投機の対象物以外の何物でもない。 今、グローバルな仮想通貨の出現を最も望んでいるのは、USドルの呪縛からの解放を切望している中国とロシアだ。


■投票率に思うこと(2019/08/04)

選挙の度、TVや新聞は投票率が低いことを悪いことのように口を揃えて言う。それは間違いだ。政治経済、国際情勢、 憲法改正等々に全く興味も知識もない人は投票に行かない方が良い。いや、行くべきではない。投票率のための投票はするものではない。 雰囲気や感覚だけでする投票は危険だ。国が間違った方向へ向かうことになる。かつての民主党の鳩山由紀夫に投票した人がこれに当たる。

投票率など何の意味もない。投票率が低いのは国が平和で、国民に不満がない証拠だ。日本は投票率が低くても平和で豊かだ。一方、投票率が高い国は、 得てして、国は乱れ、民は貧しいものだ。因みに、サイパンの投票率は常に90%を超えている。



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