イベント報告
第19回青梅高水山トレイルラン
19th Ome Takamizu Trail Run
2017年4月2日(日)
■KFC徒然

今年も4月の第一日曜日(2日)に青梅高水山トレイルラン大会を開催しました。早や今年が19回目となります。

準備に忙しい前日(土)は終日の雨、さらに30q部折返し地点の高水山常福院境内では5〜10pの積雪という連絡が入りました。 常福院は標高が約700mありますからスタート地点の青梅市街(風の子太陽の子広場)とは天候が全く違います。毎年、 この時期は冬から春への季節の変わり目で天候が不安定です。

高水山では積雪でランナーが滑ると危ないということで麓の成木7丁目の皆さんが常福院境内や林道に積もった雪を掃いて 安全を確保して下さいました。このように本大会はいつも地域の皆さんに支えられています。

翌日のレース当日は晴れました。晴れてよかったです。雨と晴れとでは参加者もスタッフも気持ちが全然違います。 雨は気持ちが 重いものです。逆に晴れると50%は成功したようなものです。

【今年も全国津々浦々から】

本大会は立ち上げ当初からシーズン初めのトレランレースとして定着しており、今年も北は北海道から南は沖縄まで全国津々浦々から 2000人を超える選手の参加がありました。上級者部門と初中級者部門の2部門があるので、国内トップクラスの選手から初心者まで 誰でも参加できます。

何と、遠路はるばる香港からも2名の参加がありました。インターネトの普及により、近年は海外からのエントリーも増えて きました。

また、我々KFCと関係の深いサイパンからも2名の参加がありました。彼らはサイパントライアスロン連盟のメンバーです。 3月11日開催のアイアンマン70.3サイパンでよい働きをしてくれたので、大西が招待したものです。終始、「寒い〜寒い〜」を連発 していました。常夏の人たちですから青梅の早春は寒いことでしょう。

【開会式】

大会当日朝、JR青梅駅に電車が着く度に大勢の参加者の一団が大会会場の風の子太陽の子広場へやってきます。 青梅駅から大会会場まで 徒歩数分という近さです。トレラン大会では国内で最もアクセスのよい大会と思います。

8時50分から開会式が始まりました。MCは今年もフリーアナウンサーであり、トレイルランナーの沢野有希さんです。

先ずは恒例の東日本大震災の犠牲者への黙とうから始まります。2011年3月11日起こったこの未曾有の大災害は日本と日本人を 根底から変えてしまった災害で、 日本人として、決して忘れてはならない教訓と考えています。だから、世間的に記憶が薄れてしまっても、 我々としては最低でも2020年までの 10年間は続けようと思っています。

続いて、浜中青梅市長のスピーチからウォーミングアップのエアロビ、そして、 競技開始という一連の流れに入ります。

【30q部スタート】

10時ジャストに30q部がスタートします。スタート直後にキツイ勾配の坂道を上り、青梅丘陵ハイキングコースに入ります。 大会会場が山の谷間にあるため、どこへ行くにも先ずは急坂を上らなくてはなりません。選手の皆さんはこの坂で一気に心拍数が 上がり、 戦闘モードに入ります。

30q部は上級者レースで、軟なレースではありません。青梅丘陵ハイキングコースを抜けて10q先の榎峠関門を目指します。

この榎峠から先はタフで危険なので、関門を設けています。スタートから90分で関門閉鎖です。毎年、50〜60名が関門不通過と なるのですが、なぜか今年は130名も不通過となってしまいました。レース後、関門不通過の選手からキツイお叱りを頂きました。

不通過の選手には申し訳ないのですが、関門効果で体力消耗や低体温症で動けなくなった選手は皆無でした。でも、 不通過が130人と云うのは多いので、来年は10分間の延長を検討しています。

因みに、関門時間の90分ですが、トップ選手は約45分で榎峠に到着します。だから、その2倍の時間である90分を関門時間に しています。 だいたい関門時間を決める目安はトップ選手の2倍というのが一般的で、妥当と考えています。

榎峠には地元有志の私設エイドがあり、そこから先は高水山の領域に入り一気にキツクなり、折り返し地点の常福院までは上り ベースとなります。気温も下がり、体力が奪われます。 そして、常福院からの復路は榎峠手前の白岩自治会館で地元の皆さんによる エイドが設けられています。ここでのフルーツは元気の出るバナナが 用意されています。

【15q部スタート】

15q部門は10時30分にスタートします。15q部は初級中級者向けで関門も制限時間もなく楽しく完走できます。コースは 青梅丘陵ハイキングコースを5kmほど奥に入った地点から右手に下り、青梅の隠れ里と呼ばれる栗平地区にある農園を目指します。

この農園は「賢治の学校」と云い、山間の谷間を切り開いて、自然農耕を実践されています。そのため、そこだけ樹木のない 不思議な空間を 作り出して、選手間では人気のスポットになっています。

ここでのエイドは前日に農園内で実ったオレンジを取って、カットして、選手の皆さんへ提供されています。もちろん、 無農薬です。

【レース結果】

30q部男子優勝は地元青梅トレラン部の嶋崎功一選手(2:08:37)、2位は半田佑之介選手(2:12:41)、3位は高村純太(2:14:05)でした。 4連覇を狙った栗原孝浩選手は残念ながら4位に終わりました。

でも、昨年のシリーズチャンピョンである栗原選手と岡崎(旧姓上田)愛選手の2名はニュージーランド(NZ)で2017年11月18日(土) に 開催される「第4回クイーンズタウン国際マラソン」(日本でいうトレランレース)への派遣が決まっています。

尚、2017年度のシリーズチャンピンは2018年4月14日北マリアナ諸島ロタ島で開催される「第1回ロタコーヒーマラソン」に招待する予定です。

女子優勝は竹内沙知選手(2:55:39)、2位は枝元香菜子選手(2:56:36)、3位は緒方雅子選手(2:59:48)でした。

15q部男子優勝は2連覇の向井孝明選手(1:08:30)、2位は小松健一選手(1:09:12)、3位は原田貴行選手(1:10:16)でした。

女子優勝は丹野惠梨香選手(1:21:03)、2位は高橋寿恵選手(1:24:30)、3位は高橋えりか選手(1:29:50)でした。

怪我人に関しては、2年前からの手袋着用義務と水500ml携帯の啓蒙活動が今年になってようやく功を奏してきたようです。 かつては毎回30〜50人くらいの怪我人があり、そのほとんどが手のケガでした。それが今年はわずか2名でした。

【最後に】

さて、来年の第20回青梅高水山トレイルラン大会は20周年記念として、トレランフェスと同時開催となります。 大会会場にはトレラン関係のブースが80店舗ほど出店され、新製品の展示や試着が行われ、多くの人が集まります。

そんな関係で、大会会場を従来の風の子太陽の子広場から永山総合グランドへ移しての開催となります。 スタートゴールも永山総合グランドです。

【大会動画】
【Special Thanks】

青梅市(後援) 青梅市自治会連合会第7支会、高水山常福院 成木7丁目自治会 成木8丁目白岩自治会 成木8丁目栗平地区  一般社団法人里仁会 賢治の学校 青梅山林災害対策協議会 東京都森林組合青梅事務所 佐藤スポーツ  トライスポーツ、西東京市役所トレランクラブ

写真提供:小野口健太、金崎徹