イベント報告
第7回TOKYO成木の森トレイルラン
7th TOKYO Nariki Forest Trail Run
2017年5月7日
■KFC徒然

GWの最終日、5月7日(日)に青梅市成木で成木7丁目の皆さんと共に表題の大会を開催しました。

本大会の特徴は何と言っても新緑の美しさです。天候は快晴ではなく、曇天でしたが、それでも新緑の緑は十分に映えていました。 スタート地点の天候は爽やかで気持ちよかったのですが、 山の上にスタンバるスタッフ達はやや涼しかったということでした。

当日朝は7時から9時半までJR河辺駅から大会会場である成木7丁目まで大型バス4台をピンストン運送し、選手の皆さんを運びました。 所要時間は20分ほどです。バスが到着する度に選手の一団が受付(参加賞受け取り)にやって来て、会場は賑やかになります。

そして、その時間帯と並行して、飲食ブースが出店準備を始めていました。

今年は、ピザ、うどん、飲料(ビールとソフトドリンク)、 それに美味しいアスロンコーヒーです。結果的には4店舗ともに予想以上によく売れたそうです。大汗をかいたゴール後のビールは美味く、すぐに売り切れだったそうです。

話はそれますが、このアスロンコーヒーは移動式コーヒースタンドで、毎週月曜日に成木の家の玄関横に出店されています。 焙煎が丁寧で本当に 美味しいす。機会があれば、ぜひ、トライして下さい。

因みに、我々KFCがロタ島で栽培を目指しているコーヒー農園で、 めでたく収穫できた暁には アスロンコーヒーにその焙煎をお願いしたいと思っています。

【ハッピーサプライズ】

スタートは10時です。スタート地点は大会会場から成木川に沿って下流に1qほど下った地点です。

今年はスタート10分前にサプライズがありました。何と昨年の本大会で出会った2人の選手が、それがきっかけで、大会翌日の 5月8日に 入籍されるということです。すごい確率です。彼らの友人の仕掛けでスタート前に列の前方へ出てきてもらい皆で盛り上げてもらいました。

実は、東京トレランシリーズでは参加が縁でカップルが誕生したり、結婚されたりすることは珍しいことではありません。 過去にも何度かありました。

【Kくん、ふわっと登場】

スターターは地元の市議会議員山田としおさんです。そして、カウントダウンが始まるころから選手の頭上にドローンがふあっと 舞い上がり ました。今年からKFCもドローンを導入しました。

ドローンパイロットは映像のスペシャリスト中屋さんです。 ダライ・ダマや米国ホワイトハウスでの 撮影経験もある本物の映像マンです。

でも、ドローン操縦の経験は皆無です。そこで、ドローンの操縦に慣れるため、昨年秋頃に購入し、長野県麻績村の聖高原に 移り住んだ中屋さんに渡し、操縦の練習をしてもらいました。因みに、標高800mの麻績村は空気が澄んで、美しい所です。

我々も年間に数回はバケーションに訪れます。 そこに自分たちの別荘のような居心地の良い「シェーンガルテンおみ」と云う定宿を 持っています。

ドローンは3月11日開催したアイアンマン70.3サイパンから飛ばし始めました。そして、4月2日の青梅高水山トレイルランに続き、 本大会が3戦目です。 心配された墜落はサイパンで1回経験済みです。因みに、このドローンは「Kくん」と云う愛称で呼ばれている そうです。

【米国コロラド州から】

選手の中に外国人選手がチラホラ目につきます。東京トレランシリーズは都心に近い立地なので以前から外国人の多い大会として 通っています。 でも、近年は外国からわざわざ大会に参加するためにやって来られるケースもあります。

本大会もアメリカのコロラド州から遠路はるばるファミリー4人での参加がありました。最初は大会案内の送り先(住所)が千葉の ヒルトンホテルとなっていたので、そこのスタッフかなと思っていました。でも、そこに泊まる予定で、そこに大会案内を送って 欲しいということだったのです。

彼らはKFCホームページで本大会を知ったということです。そして、彼らとのやり取りはEメールで行いました。世界は狭くなった ものです。 米国のコロラド州と日本の成木が簡単につながることができるのですから。恐るべし、インターネットの力!

【自前の山で自前のトレラン】

10時ジャスト、選手の皆さんは列をなして、新緑の美しい成木の森に中に消えていきました。選手のカラフルなウェアが新緑の緑と 相まって、 それまで静かだった山がにぎやかに騒がしく急変します。

コースは高土戸入り林道【Start】→小沢峠→成木の里→高水山(標高735m)→岩茸石山山頂(標高793m)→黒山山頂(標高842m) → 棒の嶺(標高969m)→黒山山頂→小沢峠→成木の里【Goal】という風に成木の里(成木7丁目)の周りにある山々をぐるっと 周回して 戻ってくるというコース設定です。

高水山は山頂を通過せずに常福院の境内を駆け抜けます。外国人選手には人気スポットです。

また、絶景ポイントは岩茸石山山頂と棒の嶺山頂からの眺望です。眼下に新緑の森、遥か遠くには男体山等々も観えます。 因みに、隠れた絶景ポイントが岩茸石山から栗山山頂へ行くルートの中間地点辺りにあります。絶壁の上にあり、思わず息を飲む光景に出会えます。 余裕のある人は立ち止まってください。

そして、これらの山々のほとんどを成木の皆さんが所有されています。自分たちの持ち山で自分たちが開催するトレランレースは 最高に贅沢です。 日本広しと云えども、他には類を見ないと思います。

【レース結果】

男子優勝は地元青梅トレラン部の嶋崎功一選手(1:49:01)、2位は佐谷尚紀選手(1:53:44/オノマトペ)、3位は 宮地藤雄選手(1:55:21/RUNNING ZUSHI)です。 嶋崎選手は第1戦の青梅高水山トレイルランも優勝しており、 東京トレランシリーズ全6戦の制覇を目指しています。

また、女子優勝は中野沙知選手(2:25:25/東京都)で、これまた青梅高水山大会に続いての優勝です。 2位は昨年度のシリーズ チャンピョン岡崎愛選手(2:35:22/東京都)、3位は石原佳代選手(2:45:01/埼玉県)です。

今年度のシリーズチャンピョンは2018年4月14日に開催される「第1回ロタコーヒーマラソン」へ招待されます。

【大会動画】
【Special Thanks】

成木7丁目自治会、里仁会

写真:小野口健太 動画:中屋重男