11th Palau Challenge
Triathlon+OWS
12月2日(土)に南洋の楽園パラオ共和国で第11回目となるパラオチャレンジ(トライアスロンとOWS)を開催しました。
10年ひと昔と云いますが、今思えば、あっという間の短い10年間でした。10年間地味にコツコツ続けたことで、現地パラオの人たちとの 信頼関係も構築され、 今では北マリアナ諸島(サイパン、ロタ、テニアン)と同じくたいへん良好な関係になっています。これら 南の島々ではKFCトライアスロンクラブという名前は良い意味でよく知られています。まさに民間人による国際交流と感じています。
立上げ当初は考えが合わず、ギクシャクしたり、ミスコミュニケーションにより、不協和音を感じることも ありました。 時には叱ることもありました。
しかし、紆余曲折を乗り越え、まさに雨降って地固まるの如く、今では我々KFCの云うことをよく聞いてくれ、 一言えば、十まで理解してくれ、何事もスムーズに進みます。たぶん、我々KFCの考え方やパラオでの実績を評価したのだと思います。 ぼちぼちステップアップさせたいと思っています。
昨年から続いているコロール島のメイン道路の水道管埋没工事がまだ終わっていません。日本のODAによるもので、 パラオではかなり 大規模の工事です。主要道路のあちこちで道路に大きな穴を掘っています。
因みに、コロール島はパラオ共和国の 政治経済の中心の島で、人口も最も多い島です。
完了には2018年いっぱいはかかると云うことです。 工事が終了するまでは、パラオの道路の路面の悪さ、交通渋滞が解消されることは 難しいと思われます。
従来のパラオ・パシフィック・リゾート(PPR)をスタート・ゴールとするコースはコロール島をバイクで横断せねばなりません。
しかし、 コロール島をロードバイクで通過するのが厳しいので、昨年に続き今年も日本のODAによって造られたKBブリッジ下の 海浜公園を大会会場とし、バイクとランはバベルダオブ島のコンパクト道路(日本の高速道路並み)を使って開催しました。
大会前日の1日(金)夕方5時半より、オールドエイジセンターにて、選手登録と競技説明会がゆる〜い感じで行われました。
そして、翌朝5時にローカルスタッフにより、パラオパシフィックリゾート(PPR)からKBブリッジへバイクと人の送迎がなされ、 6時半のスタートです。
スイムは海浜公園に面した波一つない静かな湾です。まるで海の巨大なプールです。ブイもきれいに設置され、泳ぎやすく、 分かりやすいコースです。 スイムスタートしてすぐに熱帯特有の強烈なスコールがありました。海が真水になるかと思われるような雨の量です。 実際、 このような場合は、海面の表面1pくらいは雨水が溜まり真水に代わります。なので泳いていると甘く感じます。
選手がスイムアップしてくる頃にはスコールも止み、強烈な日差しが射してきました。バイクパートでは気温35度を超える暑さです。 路面は良好ですが、まさに、壮大“という言葉がピッタリな、ダイナミックなコースで、長い距離のアップダウンが続きます。
勾配は日本の坂ほどキツクはないのですが、脚にきます。バイクが得意の人は下りをうまく利用して、ぐんぐん進んでいきます。 コロール島の車の多さとは違い、車も全く通らず、道路を貸し切ったようです。
ランはバイクと同じコースで、5kmの折り返しです。南の島の大会ではいつも心配される脱水症に陥る人もなく、 皆さん無事に 笑顔で?ゴールしました。そして、夕方6時よりPPRロビーにて、立食形式の夕食&表彰式が行われました。
次回から開催日を変更します。天候がより安定する2月に今後毎年開催します。12月は観光客が多く、パラオ的にもイベントが目白押しで忙しいという事です。よって、 次回は来年の2019年2月開催の 予定です。また、我々KFC的にも12月はイベントが多く、2月開催の方が歓迎です。
そして、その頃にはコロール島の大規模な道路工事も終わっているという事です。よって、パラオパシフィックリゾート(PPR)を 大会会場にしての開催を予定しています。
最後に、2018年6月9日と10日の2日間に亘って、パラオスイム連盟主催"PALAU OPEN WATER + ROCK ISLAND SWIM"というイベントが 開催されます。
9日はPPRビーチで3qと5kmのOWSレース、10日はボートでロックアイランドまで行って、そこで島から島へのOWSとBBQという パラオらしい イベントです。パンフレットは【こちら】をご覧ください。 また、興味のある方はpalauswimming@gmail.comへ問い合わせください。
パラオ・パシフィック・リゾート
カメラマン:小野口健太