わが町青梅
高水三山ハイキングコース 【ラン&ウォーク】
岩茸石山山頂から 高水山(標高759m)、岩茸石山(標高793m)、惣岳山(標高756m)の3つの山を総称して「高水三山」と呼びます。

これら山々はハイキングコースでずっとつながっており、縦走することが出来ます。 個人差はありますが、高水山からJR青梅線「御岳駅」までは2時間から3時間くらいです。

高水山は「高水山常福院」の箇所で出てきたので割愛することにします。 岩茸石山は、その名が示す通り岩ゴロゴロの山です。山頂はとても見晴らしがよく、奥武蔵の山々を始めとして、 周りの山々をはっきりと見渡すことが出来ます。ここでは一服して休憩を取っているハイカーがたくさんいます。 また、昼時には、弁当を広げて食べている人もたくさんいます。 惣岳山は杉の木が林立しており、山頂には青謂神社奥の院があります。 見晴らしはイマイチで他の2つの山頂と比べると余りパッとしません。

コース状況は全体的に結構タフなコースです。ランニングしようと思えば出来ますが、 所々足場の悪いところがありますので要注意です。

黒山から岩茸石山山頂への山道の様子 いつだったか、初夏の頃に、Tシャツと半パンツという非常に軽装で永山公園から高水山、岩茸石山、惣岳山を抜け、 JR青梅線「御岳駅」まで縦走したことがあります。

その時、御岳駅舎の横にある「御岳ビジターセンター」を覘きに入りました。 そうしたら、職員の方から、岩茸石山から御岳駅までの間で滑落事故や遭難者が結構多いことをお聞きしました。 死亡事故に繋がったり、何年も行方不明のままだったりする人もいるとのことでした。 時々、白骨化した人骨が発見されることがあるというショッキングな話も聞きました。 そして、最後に、ハイキングコースだといっても余りの軽装は危険ですよと注意されました。

近場の山と言っても、やはり山を侮ってはいけないと思いました。 地元の山という意識が強く、ついつい軽装で行ってしまうのです。

所は変りますが、いつだったか、暑い夏に富士山頂上にTシャツ一枚で登った所、 9合目位から雲行きが怪しくなり、頂上に着いた途端、雷が鳴ってヒョウが降ってきました。 周りの人は皆しっかりと登山の恰好をした人ばかりでした。ちょっと浮いている気がしましたが、 この場に及んではどうすることもできません。身の危険を感じたので、一目散に5合目まで駆け下りました。 この一件で山を侮ってはいけないと肝に銘じました。

「森の仲間たち」の建て看板 因みに、御岳駅から徒歩3分ぐらいで多摩川沿いにある「御岳渓谷遊歩道」に 降りて行くことができます。この辺りは一度に山と川が両方楽しめて、お得です。

青梅には危険な熊はいませんが、鹿やサル、イノシシ、たぬき、狐、ウサギなどがいます。 高水山辺りで数回カモシカに遭遇したことがあります。運と目がよければ、会えるかもしれませんね。 因みに、これらの動物は人間に危害を加えたりすることはありません。

【アクセス】JR青梅線「軍畑駅」→高水山→岩茸石山→惣岳山→JR青梅線「御岳駅」の順、その反対もOK。