2017年09月03日
9月3日(日)、長野県にある麻績(おみ)村で 第1回目のヒルクライムレースを開催しました。
過去4年間に亘って麻績村を中心に聖高原一帯でグランドンドを開催してきました。でも、毎年天候がイマイチパッとしなく、 コースのキツさもあって参加人数が伸び悩んでいました。
麻績村は一大観光地信州にありながら、観光から取り残されたような静かで居心地の良い場所です。我々自身がたいへん気に 入っており、麻績村高野村長を始め、村民の人たちも、何とかこの地でサイクルイベントを育てたいという気持ちが強く あります。
そこで今年、参加者増を願って競技性の高いヒルクライムレースに変更しました。そして、何と5年目にして初めて終日晴れました。 それでも やはり参加人数は約65人と少ない状況でした。
参加人数の大小に係わらず我々は力を入れましたが、役場の職員を始め、大会会場の「シェーンガルデンおみ」、 「カフェテラス・モモ」、また、 地域の人たちも力を入れて、選手の皆さんを大歓迎して下さいました。
大会会場はシェーンガルテンおみの敷地内にある芝生広場です。スタート地点は5kmほど離れた場所にある由緒ある法善寺正門前です。 ゴールは標高1200mの三和峠です。
スタート前の開会式にはアルプホルンエコーの皆さん(10名)によるアルプホルンの演奏で皆さんを歓迎して下さいました。 10名の演奏は圧巻です。聖高原にある麻績村にはよく似合います。因みに、アルプホルンとはスイスの伝統楽器です。
10時に高野村長の号砲で法善寺へ移動開始しました。そして、10時20分に法善寺をスタートして行きました。 競技コースは8qと 短めですが、白い花が満開のソバ畑あり、リンゴ畑あり、北山ダムあり、白樺林ありで、信州の原風景満載のコースです。
フィニシュ地点の三和峠(標高1200m)には村役場観光課が用意して下さったエイドがあります。地元麻績産のリンゴを使った やや大きめのアップルパイを始め、 スイカやキュウリ等々が提供されていました。中でも、目玉のアップルパイは大好評でした。
11時20分に先導車に続いて、下山開始です。12時頃に大会会場のシェーンガルテンおみに到着しました。そこで、ピザ、唐揚げ、 枝豆、ソーセージ、ポテト等々の軽食です。その後、表彰式を行いました。
表彰式はシェーンガルテンの敷地内にある芝生のステージでおこなわれました。麻績村役場から優勝者には麻績の美味しいはぜかけ米、 2位は麻績産りんご、3位にはキノコ詰め合わせの目録がプレゼントされました。
これらは秋の収穫なので、収穫ができ次第に お送りするという予定です。さらに男女優勝者には、地元産ラベンダーで作った王冠が授与されました。
また、遠来賞には、広島県(男子)と千葉県(女子)から来られた選手に、麻績村に住む我々のKFCメンバーの中屋さんから 地元麻績村産の草木染絹100%のマフラーがプレゼントされました。 そして最後の〆は、地元の米で作った麻績郷というお酒5本のじゃんけん大会でした。
因みに、男子優勝は橋本謙司選手(0:25:28)、2位は宿谷英男選手(0:25:29)、3位は有村尚輝選手(0:25:34)でした。
女子優勝は日向涼子選手(0:35:50)、2位は吉村希美選手(0:38:38)、3位は松橋香選手(0:43:00)でした。 ここで冷えるクライム大会はいったん終了となりました。
もちろん、表彰式もアルプホルンの演奏が雰囲気を盛り上げました。参加者の皆さんもアルプホルンを見たり聞いたりするのは初めての様子で、 興味津々でした。
次は、せっかく我々お気に入りの麻績まで来て頂いたのだから、ヒルクライムだけ走って帰ってもらうのは勿体ないということで、 10q先の長野市大岡にある「カフェテラス・モモ」までの往復サイクリング(自由参加)を 楽しんでもらうことにしていました。
と云ってもアップダウンのある相当にタフなコースです。ファンライドと云うよりグランフォンドです。 でも、北アルプス展望あり、棚田風景ありで、聖高原の最も美しいルートの サイクリングです。
ヒルクライム大会参加者の半数の約30人の参加がありました。参加者の皆さんはレースの時と違って、リラックスして、楽しそうで、 聖高原の空気を満喫されていました。また、 折り返しのカフェテラスモモでは焼きたてピザやスイカ、ハープティなどが振る舞われ、大好評でした。
今年の第1回大会へご参加頂いた選手の皆さん、ありがとうございました。有名観光地ではありませんが、信州の原風景を残す麻績村を気に入って 頂けたでしょうか? 我々KFCだけでなく麻績村の人たちも、来年、少しでも参加者の増えることを願っています。
麻績村、安曇野警察、シェーンガルデンおみ、カフェテラスモモ、 Wachiレーシングチーム、wiggle
写真:小野口健太、金崎徹