また、以下の動画はブルータグによるものです。こちらもご覧ください。
2017年7月2日
7月2日(日)に第5回葉山オープンウォータースイム大会を開催しました。
昨年は強風で海が荒れて大変でしたが、今年は海のコンデイションが当初からの予想通りで、まずまずでした。
でも、 大会当日の明け方に強い雨が降ったので少し心配しましたが、早朝5時くらいには止みました。このように天候に関しては、 いつもドキドキハラハラです。
海水温に関して、過去4回は20度前後だったのですが、今年は一ヶ月ほど前から23〜24度をキープしていました。
そして、 山梨葉山町長によるスタート前のスピーチの中で、葉山沖でマンボウが獲れたと話されていました。通常、 マンボウは熱帯の海に多く 生息してるもです。
葉山あたりの海も水温が上昇傾向にあるのかもしれないと感じました。予想通り、 今年は低体温の選手は皆無でした。
今年の海は穏やかです。ビーチから見る限り、波もうねりもほとんどありません。もちろん、海でのオープンウォータースイムですから、 波や流れが全くないということはありません。それらをやっつけて楽しむのがOWSの醍醐味です。ただ、沖のブイ辺りは波や流れが それなりにあるという情報は入っていました。
スタート時間の9時には心配された天候も完全に回復しました。陽も射してきました。そして、20分間の試泳の後、9時から2分間隔で 6ウェーブに分かれて、約600名の選手が葉山公園の沖に泳ぎ出しました。
この時、選手の右前方には富士山のシルエットがくっきり浮かんで、いかにも葉山らしい大会風景となりました。 泳ぎながら富士山の雄姿が望める海は、ここ葉山の海しかありません。でも、 選手の皆さんは泳ぎ始めたら、いくら富士山と云えども、 見る余裕などありません。
コースは1500mのトライアアングルの周回です。4500mは3周回、3000mは2周回、1500mは1周回です。
1周回毎に一瞬ビーチに上がって水分を 補給して、再度、沖に向かいます。KFCのOWS運営は全てこのやり方です。これだと、 選手は水分補給も容易だし、運営側も選手の体調チェックが 容易にできます。具合の悪そうな選手は海に入れずその場で止めることが できます。
監視体制に関して、本大会ほど安全管理に船やボードがたくさんあるOWSレースは他にはないと思います。これは海の アクティビティが 盛んな葉山だからこそなせる業です。
ペガサス・レスキューチームを中心に「BEACH」、 「OCEAN」、「葉山サバニ倶楽部」等々のボードやカヤック、 それに海の家「葉山ビーチハウス」のジェットスキー等々です。このジェットスキーはいつも大活躍で、ギブアップした選手を スピーディに浜まで 運んでくれます。
4500mウェット無し部門の優勝者は半田虎生選手(東京都)でタイムは1:17:49でした。2位は小島裕貴選手(千葉県/1:25:17)、 3位は岡本直紀選手(神奈川県/1:30:09)でした。
同じく女子部門は優勝寺嶋優佳選手(東京都/1:29:55)でした。2位は岩田文選手(埼玉県/1:37:00)、3位は加藤知子選手(東京都/1:39:58)でした。 尚、男女優勝者は本大会が続く限り、永久に参加費免除になります。
レース後、海スイムが初めての選手が、プールでは軽く3000m泳げるのに海での3000mスイムはきつかったと話していました。 そして、 遥か沖のブイをしみじみ見ながら、プールと違って達成感が大きいとも。そして、最後の〆に沖で獲れた新鮮さざえの浜焼きに 舌鼓を 打っていました。
葉山町、葉山下山口町内会、下山漁業、葉山ビーチハウス、レスキュー・ペガサス、ザ・グランリゾート葉山、 ビーチ・葉山・アウトドア・フィットネス・クラブ、オーシャン・アウトリガー・カヌー・クラブ、葉山サバニ倶楽部、 チャレンジ・アスリート・ファンデーション、早稲田大学ヨット部、SPACE WOOD、NIKKI、HAYAMA OHHAMA FLEET
写真:小野口健太、武智佑真