イベント報告
第9回多摩川源流トレイルラン
9th Tamagawa Genryu Trail Run
2017年9月10日
■KFC徒然

山梨県小菅村で、9月10日に第9回目となる多摩川源流トレイルラン大会を開催しました。

この時季になると流石に秋の気配が濃く、日向は強い日差しで刺すような暑さですが、木陰に入ると涼しくて、秋の気配を強く感じます。 そして、スタート会場の小菅の湯(標高約700m)とコース上にある巨樹の森(標高約1300m)辺りとでは空気が全く違います。 標高が高い森の中は寒いです。

【久しぶり宮地選手の参加】

今年は青梅市トライアスロン協会所属のプロトレイルランナー宮地藤雄選手の参加がありました。彼はここ5年間ほど海外での 世界選手権大会参加のため、この大会には参加していませんでした。

宮地くんはこの大会の立ち上げ当初から手伝ってくれていました。今でこそ、立派にコース整備がされていますが、 9年前には ハイキング道を人が通らず 消えている箇所が多くあり、我々と一緒に草刈り等々をして、レースが開催できるようにコース整備を したものです。今となっては 懐かしいい思い出です。

その後、小菅村の皆さんの努力でコースが整備され、今のような立派な大会へと成長しました。そして、 今では源流祭りと並んで 小菅村の一大イベントに成長しています。

【世間の半歩先を】

今年から従来のスチール写真に加え、動画を撮ってYOUTUBEにアップし、レースの模様を公開することにしました。

長年TBSで活躍された 映像のプロフェッショナル中屋さんがチームに加わってくれたことで、可能になった企画です。映像も単に撮るではダメで、 編集作業が最も大切で、BGMの選曲も大切です。本人はBGMの著作権で頭を悩ませていますが・・・。もちろん、ドローンも3か所で飛ばしました。

スポーツエベントは世の流れに乗り遅れないように、日々変化を加えていかなければ生き残れないと感じています。できれば、 世間の半歩先を行きたいと思っています。

これまでレース写真の無料ダウンロードや使い捨て計測タグの採用等々をやって好評を 得ています。 そして、今年から本格的な動画の採用です。これで日本国内だけでなく、世界中への配信が可能になり、将来の可能性が 大きく開けます。

【舩木村長の号砲】

レースの方は、舩木村長の号砲で、午前10時ジャストに約700名の選手が最初のポイントわさび田地帯を目指しスタートして 行きました。

コースは小菅の湯(標高約700m)をスタートし→ ワサビ田地帯→ 栃の巨木→ 山沢入りのヌタ→ 巨樹の森→ 鶴寝山(標高1368m)→ 松姫峠【第1関門】 → 奈良倉山(標高1349m)→ 鶴峠【第2関門】→ 三頭山とオマキ平の分岐→ オマキ平【第3関門】→ 原始村→ 小菅川沿い遊歩道→ 小菅の湯ゴールです。その後、小菅の湯にざぶ〜んで疲労回復、さっぱりです。

コース上の全ての分岐には村民の誘導スタッフが立ち、また、矢印標識が設置されているため、ミスコースはありえません。また、 ハプニングに対するリカバリーも素早く、素晴らしい運営体制となっています。

【安全対策と手袋効果】

舗装路を走るマラソンと違って、トレランには怪我人が付きものです。そこで、参加選手を守る安全対策として、東京トレランシリーズでは 全戦において手袋と水500ml以上は義務となっています。

スタート前の 大会会場で、宮地くんが繰り返し繰り返しアナウンスしてくれたおかげで、スタート地点から見る限りほとんどの選手が 手袋と水を 携帯していました。それが功を奏してか、怪我人は皆無でした。

たかが手袋と思いますが、過去の経験からトレランレースでのケガのほとんどは手のひらです。ひどい場合は、骨折だけでなく、 木の枝が手のひらを貫通した怖いケースもありました。これらは手袋さえしていれば、防げる怪我です。

スポーツは安全が確保されて、初めて楽しめるものです。そのためには面倒くさいルールも必要と考えています。

参加者を守る ための ルールなのですが、いくら啓蒙しても、しない人はいるものです。といって、全ての違反選手にペナルティを課せるのは 実務的に不可能です。 よって、模範となるべきトップ6の違反者には厳しくペナルティ10分を課すことにしています。

また、レース後の大会写真掲載ですが、ルールを守っている人を優先的に掲載するようにしています。

本大会において、何と、ゴール直後に、総合6位の選手から義務違反についての自己申告がありました。自己申告は初めてです。規則通り10分の ペナルティを 課しました。なんでも、手袋を忘れてきたそうです。スタート前に申し出てくれれば、何とかできたのに・・勿体ない。

【舩木村長の出迎え】

今年も、舩木村長のゴール地点でのお出迎えハイタッチは大好評でした。

トップ選手から最後尾の選手まで、時間にして約3時間もの 長丁場、 村長がゴールしてくる選手の一人一人に声掛けをして、お出迎えをします。こんな大会は他には絶対にありません。 小菅村の本大会に対する 熱い気持ちが伝わってきます。

男子優勝は小篠正光選手(2:04:57)中央大学同好会、2位は宮地藤雄選手(2:09:44)ランニング逗子、3位は重原政幸選手(2:10:17) 東京電力でした。

女子優勝は石川奈都子選手(2:29:04)青梅慶友病院、2位は岡崎愛選手(2:40:03)、3位は中野沙知選手(2:40:05)千葉大クラブ でした。

舩木村長、今年もレース終了後には手の平が痛い痛いとおっしゃっています。お疲れ様でした。来年もよろしくお願いします。

【大会動画】

【Special Thanks】

小菅村、小菅の湯、NPO法人多摩源流こすげ、NPO法人ほうれんぼうの森、西東京市役所トレランクラブ、JT、JSBM、 佐藤スポーツ、 東京マラソンチャリティーランナー事務局、大菩薩太鼓、東京農大オープンカレッジ、東京スポーツレクリエーション専門学校

写真:小野口健太、武智佑真 動画:中屋重男