イベント報告
第5回東京ヒルクライムHINOHARAステージ
5th TOKYO HILLCLIB HINOHARA Stage
2015年10月4日
■KFC徒然

10月4日(日)、東京都檜原村で上記大会が開催されました。昨年は台風の影響で、寒い雨の中のレースでしたが、今年は打って 変わって青空、 爽やかな秋晴れの下での開催となりました。

【一大イベント誕生】

昨年は冷たい雨の中のレースにも拘らず、村民の温かい応援が伝わり、参加者の皆さんに好評を博しました。 そのお蔭でしょうか、今年は500人強の参加者がありました。ランニングに比べ、愛好家の少ないサイクルイベントに500人の参加者は 大きな数字です。

また、500人と云うのは、何と!檜原村人口の1/4に当たります。すなわち、わずか5年目にして、檜原村を代表するスポーツイベントが 誕生した ことになります。

5年前から坂本村長の熱意の下、教育委員会を軸に全役場職員はもちろん、体育協会、観光協会、消防団、それに自治会連合会等々の 檜原村全組織を 挙げて、すなわち、”All Hinohara”で成功させようという強い意気込みで開催してきました。それが今年、実を結んだのです。

【熱いおもてなし】

今年のおもてなしにも熱い気持ちが込められていました。今年は特産のジャガイモが不作にも拘らず、いろんな所から かき集め、 参加者全員にそれぞれ600gを、参加賞(Tシャツ+ナップザック)と一緒に手渡しました。

また、ゴール後の表彰式会場(数馬の湯特設会場)では、 豚汁、ふかし芋、田楽などが振舞われました。入賞者には持ちきれないほどの 檜原村特産物詰め合わせがプレゼントされました。もちろん、 昨年大好評の数馬の湯も無料開放です。

さらに、村長の発案で男女優勝者には、地元産のヒノキで作った表彰状(板)が授与されました。

【圧巻のスタート!】

朝6時、スタート地点である下元郷駐車場のカラフルなウェア、ピカピカに磨き上げられたバイクに乗った参加者たちが 続々と集結し てきました。そして、全選手が左1車線にスタンバイしました。最前列と最後尾の選手とでは、その間隔が約300mもありました。 選手のパワーが伝わり、圧巻の光景です。

この下元郷駐車場には自転車をあしらった洒落た時計台が設置されています。 因みに、この時計台の制作者は我がKFCメンバーの 西田光男です。

スタートは約100人一組のウェーブスタートです。06:30、坂本村長の号砲で、シャーンと云う音を残し、一斉にスタートして行きます。 先導者を付け、約1q先のT字交差点を過ぎるまでは、追越し禁止のローリングスタートです。先導者役は、今年も、 輪千レーシングチーム東京ヴェントスの皆さんが担ってくれました。

【檜原名物、村民の応援】

コース前半の民家が点在する檜原街道辺りでは、コース脇に村民の皆さんが陣取って拍手喝采の応援をしてくれます。 この光景からして、 いかにこのレースが村民の皆さんに歓迎されているかが、分かると云うモノです。今ではHINHARAステージの名物風景になって います。 村民の応援は、選手にとって、この上なく嬉しいもので、元気も出ます。

その応援効果でしょうか、何と距離25qを1時間切りで、標高1146mの風張峠へゴールした選手が18名もいました。また、レースの模様は 下記レポートフォトをご覧ください。

昨年からめきめき力を 付けてきた宿谷英男選手(0:56:57/成木フェニックス)は、ただ一人57分を切ってゴールしました。2位は、 惜しくも7秒遅れで、 昨年の優勝者乾友行選手(0:57:04/竹芝サイクルレーシング)でした。この2選手はゴール前スプリントで勝敗が 決したようです。 女子優勝者は松田百合子選手(1:04:24/BearBellRacing)でした。

【2015年度シリーズ優勝】

2015年度東京ヒルクライムシリーズ全4戦の年間チャンピョンは、最終戦であるHINOHARAステージを以って、 宿谷英男選手と松田百合子選手に決定しました。

今年は英国wiggle本社から人気のwiggle HONDAの長袖バイクジャージがプレゼントされました。 厚手で冬暖かい優れもののジャージです。2選手とも、壇上で、満面の笑みで袖を通していました。

2016年度の東京ヒルクライムシリーズは4月24日開催のHINODEステージから始まります。来年も皆さんのシリーズ参戦を お待ちしています。

【レポート・フォト】
【Special Thanks】

数馬の湯、檜原村観光協会、東京都森林組合、五日市警察署、東京都建設局西多摩建設事務所、Wachiレーシングチーム、東京ベントス、wiggle

写真提供:小野口健太