既に時計は6:05AM。ここは残り約2KM地点なので先頭がくるのは去年の記録を勘案すると6:25くらいかな、と思いながら選手を
待ちます。写真を撮るのに良さそうな場所を確保してふと後を見ると、フォトクリエイトの人が。邪魔にならないように少し位置を変更。
プロカメラマンの小野口健太さんを乗せたオープンカーが通り過ぎた後、しばらくして、あっ、来た!先頭集団2人だ。やや緩い上り坂を
2人で併走。残り約1.5KMは勾配も緩いので最後のゴールスプリント勝負になるような雰囲気です。その後しばらくして、4人(5人?)
の第二集団。ここも団子状態です。その後少しあいて、続々と選手が上ってきます。
カメラマンの小野口さんが、カメラを手に、まるで動物のような素早さで写真を撮りながらコースを下っていきます。
じっと前を見据え上っていく選手、頑張ってーと声をかけるとありがとう!と返事を返してくれる選手、とても苦しそうな選手、カメラを
向けるとブイサインをしてくれる選手。選手の息遣いを間近で聞いているとなんだか自分もレースに参加しているような錯覚に陥ります。
そして7:00AM。関門の時間です。ほんの数分間に合わなかった選手達が関門に到着。がっかり。口惜しい。去年は完走できたのに。
関門で引っかかるくやしさはとてもよく分かります。でもだからこそ、もっと練習してまた挑戦してやる!という新たなモチベーションになる
のではないでしょうか。
下山が始まり、みんなリラックスした表情で下っていきます。ありがとうございました、と声をかけてくれる選手もいて、スタッフ冥利に
尽きます。それにしても事故がないのは何よりのこと。