
今年、4年目にしてようやく長年の念願だった都道である成木街道の5kmを競技コースに組み込むことができた。
かつて、2004年 から2006年まで、なちゃぎり林道(5km)を使って上成木バス停から高水山までのマウンテンバイクによるヒルクライムレース を3回開催していた。
しかし、勾配がキツイことやコースが人里から全く離れてしまうことなどから参加人数が50名くらいしか集まらず、 村興しや経済 効果などは全く期待できなかった。運営する私たちにも将来性の見込めないイベントを続けていくことには辛いものがあった。

その状況下で出たアイデアが成木市民センターから黒山山頂までの、都道成木街道(5km)と常盤林道(5km)を使った距離10km のロ ードバイクによるヒルクライムレースだった。成木街道は清流成木川に沿った2車線道路で、休日ともなれば、サイクリストが 大勢往き交う関東圏西部ではよく知られた練習コースだ。
練習とは違いレースに使うとなると青梅警察や東京都などの許可が必要となる。そこで成木地区自治会の代表と青梅市役所職員と私たちとで 青梅警察 に何度も足を運んで話し合いを持った。常磐林道に関しては何とか使用許可をもらうことができた。

しかし、成木街道の5km部分 に関しては 、青梅警察の道路使用許可がなかなか下りなかった。林道部分に比べて、都道の部分は、その壁が余りにも大き過ぎた。
仕方なく、2007年8月に常磐林道部分だけを使い「第1回東京ヒルクライムNARIKIステージ」と名を打って ロードバイクによるヒルクライムレースを開催した。ヒルクライムはゴール後の下山が寒いので開催日は真夏にこだわった。