
松丸真幸選手2位(日本人1位)
開催日:2009年4月19日〔日〕
場所:沖縄県 宮古島
距離:スイム3.0km バイク155km ラン42.195km
参加人数:1,500人
最終出場者:1,316人
天候:晴れ
気温:25℃
- サプリメント
- MEDALIST:顆粒、フリーダム、ゼリー
- レースウエア
- 2XU:スーパーエリートエンデュランストライスーツ
- ランキャップ
- 2XU:ランキャップ
- ゼッケンベルト
- 2XU:レース用ナンバーベルト
- ウエットスーツ
- 2XU:SC:1 Sleeveless comp1
- ソックス
- EXUSTAR:クールマックスソックス
- フレーム
- CORRATEC:C-TIME CARBON
- フォーク
- CORRATEC:CORRATEC VOLL CARBON
- シートポスト
- CORRATEC:コラテックエアロシートポスト
- アイウエア
- ALPINA:BENOX
- ヘルメット
- ALPINA:VENGA エアロヘルメット
- バイクシューズ
- SHIMANO:SH-TR50
- ペダル
- SHIMANO:PD-7810
- ホイール前
- PRO:4-RAYSホイールカーボン チューブラー
- ホイール後
- PRO:ディスクホイールカーボン チューブラー
- ハンドル
- PRO:ミサイルモノコックストレートカーボン
- ステム
- PRO:バイブ7S OS
- サドル
- PRO:ファルコン
- コンピューター
- PRO:DIGI-W7
- アクセサリー
- PRO:ボトルゲージカーボン、バーテープ
- タイヤ
- VITTORIA:コルサEVO CX
- ランシューズ
- SAUCONY:SAM2007 ホワイトシルバー
総合2位
優勝 M。アンダーソン 豪州 7:51:55
2位 松丸真幸 日本 7:54:44
3位 桑原寛次 日本 7:58:27

大会当日は晴れ。コンディションは良い。絶好のレース日和。宮古島の最近の成績は、優勝、3位、2位、2位。 4年連続トップ3に入っているので成績は安定しているが、あと一歩で勝利を逃しているのも事実。今年は特に意識 しないで、無心でいくことを目標にした。
スイムで軽くアップして、スタートに向かう。スタート地点に到着。コンセントレーションを高める。戦闘準備完了!
午前7時ちょうどに、号砲!東洋一美しい与那覇前浜ビーチから長い一日の始まりだ。スイム序盤は、少し動きがだるかっ たが、順調に進んだ。自分の前に、大きな集団が泳いでいる。そこで泳ぎたかったが、距離があるので追いつくのは困難だと 判断した。それに、自分の集団も泳力のある選手が揃っているから特に問題はなかった。
ウエットスーツは、2XU〔ツー・タイムズ・ユー〕ロングジョンタイプ。水温の高さを考慮して、ロングジョンを使 用。2XUのウエットスーツは、SCSコーティングなので水の抵抗を減らしてくれる。スピードにのる感じだ。
折り返しの1,700mを通過。ここから波に逆らって泳ぐので頑張らないと。この辺から集団は、分裂してしまった。 2,000mを過ぎたあたりから、アクシデント。ふくらはぎが痙攣してしまった。泳ぎを中断して、治まるまでストレッチをした。 タイムロスだ。再び泳ぎだす。そして、スイムアップ。出遅れたと感じだ。案の定、トップと8分差と告げられた。「おー!遅いなあ。 まあしかたがない。」と思いバイクスタート。レースはまだ始まったばかり。これからだ!バイクを快調に走らせる。
バイクコースは、宮古島を1周半走るダイナミックな155km。池間大橋、東平安崎、来間大橋と観光名所を走るので、ロケー ションは最高だ。
今回のバイクは、昨年と同様にコラテックのシータイムカーボン。これにシマノ・プロのフォーレイズ、ディスクホイール、ハン ドルはミサイルを装備。ペダル、シューズはシマノ。そして、特徴なのが、クランクセットをシマノの最新7900に変更。これは、 ギア板も中空になっていて剛性がアップしている。今までよりも、グイグイ進むぞ!
この日は、風が強かった。30kmくらいで、ディフェンディングチャンピオンの河原選手をパス。池間大橋に到着。ここから東平安崎 まで向かい風。アップダウンが始まる。あとで聞いたが最大風速は13mだったらしい。きついはずだ。誰がトップなのか順位がわからない が、順調にポジションは上げていた。50kmを過ぎて、前が見えてきた。西内選手。順位をひとつ上げた。
60km地点、東平安崎は選手とすれ違うので、差がわかる。トップは、アンダーソン選手。先導車に護衛され快調に飛ばしている。 世界トップレベルのバイク実力者は伊達じゃない。ここで2位は自分。タイム差は、6分くらい。ここから先は、アップダウンがさらにきつ くなる七又海岸。タイムを稼がせる訳にはいかない。私もペースアップ!グイグイ進む。
95km地点来間大橋。橋の出入り口でアンダーソン選手とすれ違う。大丈夫だ。ここで確認できないとタイム差は10分くらいついて いるからだ。速度は40km〜50kmの間で走行。まだまだ元気だ。そして2回目の池間大橋に到着。ここでは、アンダーソン選手と会 いたくない気持ちで一杯だった。なぜなら橋を渡ってから池間島を、約5、6kmを1周するので、橋ですれ違うということは、大差がつ いている証拠。もう、相手が元気になってしまう。どうか会いませんように・・・。私は橋を渡りきった。
よし!大丈夫だ。いける!自分 も池間島を1周する。そして、後続の3位以下の選手と橋付近で会う。この時点で、勝負はアンダーソン選手と一騎打ちとなった。後半のバ イクは、さすがに疲れたが、ここでたれるわけにはいかない。集中力を維持。バイク終了。走行時間は、3時間58分。〔トラジションを入れ て4時間1分台は日本人歴代最速コースレコード〕。良い走りができた。トップと9分44秒差だ。射程距離の範囲。気合が入る。ランスタート。
ランは、宮古島の内陸部を走るフルマラソン。アップダウンがあるのでタフなコースだ。今年は、コースが一部変更になった。市街地を 走る。さらに沿道の応援が多くなって気分が良い!応援が後押しする。頑張るぞ!
シューズは、サッカニーのSAM2007。カラーはホワイトベースのグリーンだ。爽やかな色をしている。クッション性もあり、軽く ていい。とっても気に入っているシューズだ。暑さ対策で2XUランキャップを被る。
ランは、ずっと向かい風だった。バイクもランも風が強い。だが、条件はみんな同じ。15km地点、タイム差は確実に詰まっていた。8分 差くらい。アンダーソン選手もバイクを相当飛ばしたので、ダメージがあるはず。20km付近、折り返しに近づいてきた。さあ、どこで会う か。来た!順調に走っているようだが、疲れているのがわかる。よし!捕まえるぞ。私も21km地点、折り返し地点に到着。「トップと6分差 だぞ」沿道から声が聞こえた。ペースを上げて懸命に追いかける。
30km地点、タイム差は4分になった。遠くに、トップが見えてきた。だが 、ここからなかなか詰まらない。相手もプロだ。そう簡単に譲らない。本当に最後の最後で追いついてやる。37kmを通過。ここから一気に ペースを上げたい。しかし、自分も限界点に達してしまった。あと3分が遠く感じた。この3分が、世界との差か!残り、1km弱で、優勝の花 火の音を聞いた。何度、この花火を聞いたことか・・・。私は2分49秒遅れで、ゴールテープを切った。決してこの結果には満足していないが、 世界クラスの選手を最後まで追い詰めるができたことは、収穫だった。良い勝負ができた。確実に世界と互角に戦える力がついた。ゴール後は、 アンダーソン選手と健闘を称えあった。
いつもスポンサードしていただきありがとうございます。多忙ながら、宮古島大会のために、使用機材の準備、本当にありがとうご ざいます。これからも頑張っていきます。どうか宜しくお願い致します。