わが町青梅
霞川ウォーキングコース 【ラン】
長閑な田畑の間を流れている霞川と遊歩道 青梅丘陵を源にして、師岡、野上、大門、 藤橋を通り抜けて埼玉県入間市へと東に向って流れている霞川沿いに造られた道幅1mほどの遊歩道です。 この霞川は小さな川で川幅は3〜4m、深さは20〜30cmしかありません。普段は水量も少ないです。

この遊歩道の始点はJR青梅線「東青梅駅」の北にある大塚山公園裏手です。ここから東へ向かって延びています。 距離は都県境までの約5kmです。上流の師岡、野上、大門までは住宅の間を流れていますが、 それを過ぎると周りは長閑な田畑の風景になります。

水量の少ない小川ですが、全域に亘ってたくさんの鯉が放流されています。それ以外にも、小さな魚がたくさん泳いでいます。 また、カモが所々に浮んでいて、時にはカモの親子を見かけることもあります。 かつてTVで放映されて世間の注目を集めた愛くるしいカルガモ親子のように、親ガモの後を生まれたての掌に乗りそうな小さな子ガモが数匹、 ヨチヨチ歩きをして懸命について歩くのは微笑ましい光景です。

餌を捜しているカモ 普段は水量が少なく、ゆっくりと流れていますが、雨の時期は水量が増えて、様相が一変します。 小さな川ですが、変化を繰り返す川を自然を観ながら走るのは、驚きや発見があって楽しいものです。

川沿いの土手にも自然がいっぱいでレンゲ、タンポポ、スミレ、菜の花、梅、サクラ、コスモスなど四季の花が楽しめます。 また、土手沿いの田畑に植えてある農作物も季節毎に違う野菜が芽を出して、成長していくのを観るのも楽しいものです。 野菜の種類も大根、キャベツ、白菜、ニンジン、トマト、スイカ、キューリ、茄子、イチゴ等々の一般的なものからムカゴ、 キューイフルーツ、ゴーヤなどの珍しいものも植えてあります。 また、足元の土手には、季節によって野いちごや桑の実などが実っています。 これらは自然に生えてきた野生のものですから、立ち止まって天然ビタミン補給に頂くことにしています。

たわわに実った甘いサクランボ 中でも、一番のお気に入りは都県境付近の「一本橋」という橋の近くにあるサクラの大樹(たぶん、種類は「佐藤錦」)です。 旬の5月頃になると何万個というピンク色の大きなサクランボがたわわに実ります。 見上げるほどの大樹ですから上の枝に実るものは野鳥のものですが、下の方は、我々人間が採って食べます。 甘くて美味いです。大きさも甘さも店で売られているものと遜色ありません。 土手の斜面に自生しているので、誰が採ってもよいのです。これが実る時期はちょっと得した気分になります。

都県境を過ぎて、入間市に入っても遊歩道がなくなる訳ではありません。 そのまま走っていくと、JR八高線の金子駅近くまで続いています。

【アクセス】JR青梅線「東青梅駅」から徒歩10分