【コース解説】
マニャガハ島をスタートしてサイパン本島のマイクロ・ビーチをゴールとする。
距離は3km、この時期は殆んど流れはない。

この海域はサイパン港に出入りする大型船舶の航路部分を含んでいる。
だから、船舶が通過しない時間帯をぬって、この航路部分を泳ぎ切ってしまわなくてはならない。
コースの真ん中辺りの青色が濃く見える部分が航路部分である。
この部分の水深は約12mある。そして、この航路部分を過ぎると浅くなる。

この大会は単なる「横断泳」ではなく、
大型船舶の通過しない安全な時間帯に、その航路部分を泳ぎ切ってしまわなくてはならない
という「脱出泳」である。

そのため、1500mを40分以内で泳げるという参加条件が付いている。

この競技海域は、マニャガハ島を囲むように、外側を全長数kmに亘る珊瑚礁帯で囲まれており、
サイパン島最大のラグーン(環礁湖)で、その名を「タナパグ・ラグーン」と云う。

珊瑚礁は海面近くまで競り上がっているものがあり、その上は危険なため、絶対に泳がないこと。